1.文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。また、論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
2.日本語表現に関する基礎知識を習得し,実用的な文章を作成できる。
3.古文について,基本古語・古典文法を修得し,現代の文化とのつながりを説明できる。
4.常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。
概要:
国語Ⅱでは,国語Ⅰで修得したことをもとに以下の目標を掲げる。
1.評論などの論理的文章では,その構成と展開を的確に捉え,筆者の考えをまとめることができる。また,小説などの文学的文章では,物語の展開に即して,登場人物の心情や作者のものの見方を捉え,主題をまとめることができる。
2.日本語表現については,正しい日本語の基礎知識を習得し,実践的な文章の中で適正な日本語表現ができる。
3.古文については,基本古語・古典文法を修得し,現代の文化につながる古文の世界を,物語や随筆を通じて味わうことができる。
4.常用漢字の音訓を正しく使え,主な常用漢字が書ける。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とする。原則として,年間10回の漢字小テストを実施する。時間に余裕がある場合は,読書の時間を設け意見や感想をまとめてもらう。
注意点:
1.各期の成績評価の内訳は,定期試験80%,提出物10%,漢字小テスト10%とする。
2.学年総合成績は,前期総合成績と後期総合成績の平均点とする。
3.授業に対する取り組みの悪い者については減点することがある。
4.単位追認試験,再試験は適切な時期に実施する。
5.オフィスアワーは木曜日放課後とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
0.全体ガイダンス 1.古文 「初冠」(伊勢物語) |
古文について,基本古語を修得し,文章の内容を理解してまとめることができる。
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2週 |
2.現代文 評論「女子プロレスと女相撲」(井田真木子) |
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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3週 |
2.現代文 評論「女子プロレスと女相撲」(井田真木子) |
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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4週 |
3.現代文 小説「山月記」「文字禍」(中島敦) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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5週 |
3.現代文 小説「山月記」「文字禍」(中島敦) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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6週 |
3.現代文 小説「山月記」「文字禍」(中島敦) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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7週 |
3.現代文 小説「山月記」「文字禍」(中島敦) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験返却 4.古文「若き日の道長」(大鏡)
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古文について,基本古語・古典文法を修得し,文章の内容を理解してまとめることができる。
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10週 |
4.古文「若き日の道長」(大鏡)
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古文について,基本古語・古典文法を修得し,文章の内容を理解してまとめることができる。
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11週 |
5.漢文「鴻門の会」(史記)
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漢文について,訓読法を修得し,筆者の考え方を読み取り、それに対する自分の意見・考えをまとめることができる。
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12週 |
5.漢文「鴻門の会」(史記)
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漢文について,訓読法を修得し,筆者の考え方を読み取り、それに対する自分の意見・考えをまとめることができる。
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13週 |
5.漢文「鴻門の会」(史記)
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漢文について,訓読法を修得し,筆者の考え方を読み取り、それに対する自分の意見・考えをまとめることができる。
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14週 |
6.現代文 評論「文学のふるさと」(坂口安吾)
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論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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15週 |
6.現代文 評論「文学のふるさと」(坂口安吾)
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論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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16週 |
前期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
7.国語表現「接続詞を使い分ける」「段落を分けて書く」
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日本語表現に関する基礎知識を習得し,実用的な文章を作成できる。
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2週 |
7.国語表現「文章作成の実際(1)」「文章作成の実際(2)」
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日本語表現に関する基礎知識を習得し,実用的な文章を作成できる。
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3週 |
7.国語表現「文章作成の実際(3)」 |
日本語表現に関する基礎知識を習得し,実用的な文章を作成できる。
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4週 |
8.現代文 小説「こころ」(夏目漱石) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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5週 |
8.現代文 小説「こころ」(夏目漱石) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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6週 |
8.現代文 小説「こころ」(夏目漱石) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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7週 |
8.現代文 小説「こころ」(夏目漱石) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却 9.漢文「四面楚歌」(史記) |
漢文について,訓読法を修得し,筆者の考え方を読み取り、それに対する自分の意見・考えをまとめることができる。
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10週 |
10.漢文「項王の最期」(史記) |
漢文について,訓読法を修得し,筆者の考え方を読み取り、それに対する自分の意見・考えをまとめることができる。
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11週 |
11.現代文 評論「エピデミックの発明」(G.アガンベン) |
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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12週 |
11.現代文 評論「エピデミックの発明」(G.アガンベン) |
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確に捉え,その論旨をまとめることができる。
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13週 |
12.現代文 小説「たけくらべ」(樋口一葉) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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14週 |
12.現代文 小説「たけくらべ」(樋口一葉) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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15週 |
12.現代文 小説「たけくらべ」(樋口一葉) |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を,表現に即して読み味わうことができる。
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16週 |
後期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 2 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 2 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 2 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 2 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 1 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 1 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 2 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 2 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 2 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 2 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 2 | |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 1 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 1 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 1 | |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 1 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 1 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 1 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 1 | |