英語ⅤB

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語ⅤB
科目番号 211047 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Science Flash(金星堂出版)、プリント教材
担当教員 市川 研,鳥羽 素子,徳永 慎太郎,古庄 清宏

到達目標

(1)科学的な事象を内容とする英語を読んで、要点を素早く把握し、英語でのアウトプットに焦点を置く。
(2)科学的な事象についての日本語を、わかりやすいシンプルな英語で再表現できるようにする。
(3)大学1年次程度の英単語,英語表現の知識を持つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1英文の要点を素早く把握し、複雑な文の構造を正確に理解する。英文の要点を把握し、複雑な文の構造を理解する。英文の要点を把握し、複雑な文の構造を理解することができない。
評価項目2英語によるコミュニケーションにより詳細な情報交換ができる。英語によるコミュニケーションにより基本的な情報交換ができる。英語によるコミュニケーションにより情報交換ができない。
評価項目3大学1年次以上の英単語,英語表現の知識を持つ。大学1年次程度の英単語,英語表現の知識を持つ。英単語,英語表現の知識が大学1年次相当に満たない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「Science Flash」(金星堂)の教材をベースにして、英文で内容を読み込み、それに関連する科学的な事象を簡単な英語で取り上げ、日本語の説明がどのような英語に置き換えられているかに注目させる。従来の読み取り中心の授業ではなく、どちらかというと、科学的な事象の日本語説明文がどんなどんな英語に置き換えられるのかに注目させる。いわゆる、日本語から英語への訳出のテクニックを学ばせたい。そこで、英語にするときの語順に注意し、(主語+動詞+目的語)などの大枠で日本語に相当するメッセージを作れるように指導したい。
授業の進め方・方法:
毎回の授業では、1つのチャプターを2つに分けて、内容をよく理解したうえで半分ずつ授業を進めてゆきたい。テキストだけではなく、学生の興味のありそうな事象もなるべく取り上げ、モチベーションを喚起したい。ポイントは、日本語からの英訳なので、まず、日本語の説明文をしっかり理解させ、それがどんな英文に変化していくかに興味を持ってほしい。そこで、あまり厳密な訳出には拘泥せず、できる限りシンプルなわかりやすい英語を使ってゆきたい。ただし、テキストにあるようなテクニカルタームは、大切にしてゆきたい。また、語学は、反復練習こそが到達点なので、Review Sessionを十分に取り、中間テストや期末テストで学習の定着を図りたい。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Unit4(地中海に漕ぎ出した初期人類)-人類の発祥ー本文の内容理解と文法・語彙の解説 (1)文法・語句の解説(2)聞き取り(3)内容理解(4)演習
2週 ネアンデルタール人とほも・サピエンスー考古学的な歴史説明を英語にするー (1)歴史的背景、まず日本語でしっかりと把握する(2)英文を作る時のテクニカルタームを紹介(3)モデル英文を提示(4)演習
3週 Unit1(運転中の優先事項の変化)-脳の働きー本文の内容理解と文法・語彙の解説 (1)文法・語句の解説(2)聞き取り(3)内容理解(4)演習
4週 最近の脳の研究についてー前頭葉の働きをわかりやすい英語にしてみる (1)一般論としての前頭葉の働き、まず日本語でしっかりと把握する(2)英文を作る時のテクニカルタームを紹介(3)モデル英文を提示(4)演習
5週 Unit7(太陽系外惑星探査機ケプラーの活躍)-宇宙科学ー本文の内容理解と文法・語彙の解説 (1)文法・語句の解説(2)聞き取り(3)内容理解(4)演習
6週 Review Session(1) 中間テスト対策として、ここまでの文法・語彙のまとめ及び英語への訳出練習 文法・語彙のまとめと訳出演習
7週 Review Session(2) 中間テスト対策として、ここまでの文法・語彙のまとめ及び英語への訳出練習 文法・語彙のまとめと訳出演習
8週 後期中間テスト 後期中間期の学習習熟度を確認する。
4thQ
9週 Unit5(表情がもつ本来の目的や適応性) -ダーウィンの研究ー本文尾内容理解と文法・語彙の解説 (1)文法・語句の解説(2)聞き取り(3)内容理解(4)演習
10週 ピグミーについての英文研究を読むー人間の適応性や順応性ー人間の順応性などについての説明をわかりやすい英語にしてみる (1)一般論として人間の適応性や順応性などを、まず日本語でしっかりと把握する(2)英文を作る時のテクニカルタームを紹介(3)モデル英文を提示(4)演習
11週 Unit 6(海底通信ケーブルを活かした津波警告システム)-津波と背景にあるマグマや大陸プレートについてー本文の内容理解と文法・語彙の解説 (1)文法・語句の解説(2)聞き取り(3)内容理解(4)演習
12週 いわゆる「大陸移動説」についての簡単な英文を読むー一般的に言われているマグマの力と大陸プレートの動きなどの説明をわかりやすい英語にしてみる (1)一般論としてのマグマとプレートの動きなどを、まず日本語でしっかりと把握する(2)英文を作る時のテクニカルタームを紹介(3)モデル英文を提示(4)演習
13週 Review Session(1) 中間テスト対策として、ここまでの文法・語彙のまとめ及び英語への訳出練習 文法・語彙のまとめと訳出演習
14週 Review Session(2) 中間テスト対策として、ここまでの文法・語彙のまとめ及び英語への訳出練習 文法・語彙のまとめと訳出演習
15週 総まとめ 文法・語彙のまとめと訳出演習
16週 後期末テスト 後期末の学習習熟度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験小テスト提出物とプレゼンテーション合計
総合評価割合75520100
評価項目(1)3001040
評価項目(2)2501035
評価項目(3)205025