人文科学Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 人文科学Ⅰ
科目番号 221034 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特になし。
担当教員 與田 純

到達目標

幕末から明治に至る日本の近代史の展開を、日本を取り巻く国際環境などとも関連付けながら世界史的視野に立って総合的に考察させ、歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1開国に至る経緯・事項を詳細に説明できる。開国に至る基本的な経緯・事項を説明できる。開国に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目2尊王攘夷運動が討幕運動へ変貌する経緯・事項を詳細に説明できる。尊王攘夷運動が討幕運動へ変貌する経緯・事項を説明できる。尊王攘夷運動が討幕運動へ変貌する経緯・事項を説明できない。
評価項目3明治政府の近代化政策を詳細に説明できる。明治政府の近代化政策を説明できる。明治政府の近代化政策を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
幕末から西南戦争に至る激動の日本の歴史を論じていく。緊張する今日の東アジア情勢を理解するためには不可欠な、この時代についての深い知識と相対的な視野を身につけてもらう。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
黒船来航
アメリカが日本の開国を求める背景を説明できる。
黒船来航にまつわる基本的な事項を説明できる。
2週 黒船再来航
日米和親条約
黒船再来航から日米和親条約締結にいたる基本的な事項を説明できる。
3週 安政の五か国条約 アメリカが再度の条約締結を求めてきた背景を説明できる。安政の五か国条約にまつわる基本的な事項を説明できる。
4週 尊王攘夷運動
安政の大獄
薩・長・土・水戸で尊王攘夷運動が高まる歴史的背景を説明できる。安政の大獄にいたる基本的な事項を説明できる。
5週 桜田門外の変
公武合体政策
桜田門外の変と公武合体政策にまつわる基本的な事項を説明できる。
6週 生麦事件
薩英戦争
生麦事件と薩英戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。薩摩のその後の政策の変化を説明できる。
7週 前期中間試験
8週 下関事件
下関戦争
下関事件と下関戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。長州のその後の政策の変化を説明できる。
2ndQ
9週 坂本龍馬と亀山社中
薩長同盟
坂本龍馬と亀山社中にまつわる基本的な事項を説明できる。薩長同盟に至る経緯を説明できる。
10週 長州征討
船中八策
長州征討と、坂本龍馬が船中八策を提示する経緯を説明できる。
11週 大政奉還
鳥羽伏見の戦い
大政奉還と鳥羽伏見の戦いに至る経緯を説明できる。
12週 江戸無血開城
戊辰戦争
江戸城無血開城に至る経緯を説明できる。
戊辰戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。
13週 廃藩置県
身分制の解体
廃藩置県など、明治政府の初期の改革について、基本的な事項を説明できる。
14週 西南戦争 西南戦争に至る経緯を説明できる。西南戦争にまつわる基本的な事項を説明できる。
15週 文明開化 憲法制定など、明治政府の近代化政策に関する基本的な事項を説明できる。
16週 前期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合8840008100
基礎的能力8840008100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000