英語ⅠB

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語ⅠB
科目番号 241110 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 授業取扱教科書 英語の基本構造プリント(教員作成資料);My Way Logic and Expression Ⅰ, Workbook (三省堂);究極の英単語 Vol. 1(アルク);キーフレーズでがっちり身につける会話できる英文法第特訓(Jリサーチ出版)

課題 英文法入門10題ドリル(駿台文庫);英文法基礎10題ドリル(駿台文庫)
担当教員 森下 二郎

到達目標

英語の基本構造である動詞の文型、品詞・句と節の理解、そして単語の増強を通じて、The Common European Framework of Reference for Languages(CEFR)と呼ばれる英語能力のモノサシにおいて A2-B1(英検準2級-2級、TOEIC350-600)相当の英文を理解・産出することができる。
ICT(Information and Communication Technology)を積極的に用い情報収集に必要な知識を獲得し、扱うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(英語能力)CEFR A2-B1レベルの英文の内容を理解・産出できるCEFR A2レベルの英文の内容を理解・産出できるCEFR A2レベルの英文の内容の理解・産出が難しい
評価項目2(課題)課題を完全な形で提出課題を一部不完全な形で提出課題を全く行わず提出もしくは未提出
評価項目3(自立学習能力)授業外で積極的に英語で情報を収集する 資格試験に取り組む授業外で英語で情報を収集する授業外では全く英語と触れ合わない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業は「英語獲得において最も重要なのは大量の理解可能なインプット」と説くインプット仮説に基づいた、英文読解能力向上を目的とする授業である。
動詞の5文型、品詞・句と節という構文と呼ばれる英文の基本構造を理解すると同時に、時制、助動詞、受動態、不定詞、動名詞、分詞、比較表現、仮定法などの文法を学んでいく。また単語増強も図る。総合的に、英文読解力を鍛え、アウトプットを含む全ての言語活動に必要な「大量の理解可能なインプット」を取り込む確かな土台を構築する。また自由読書の時間を設け、実際に理解可能なインプットを行ってもらう。
授業の進め方・方法:
テキストMy May Logic and Expression Iに沿って授業を進めると同時に、適宜プリントを配布し英語の基本構造の理解を図っていく。英語で情報を収集することに慣れを促進するため各自持参してきてもらった英語の読み物を読む時間をとる。学生はReading Recordに読書記録をしてもらう。
注意点:
英語の基本構造(教員作成資料)はWebClassにてpdfで配布する。印刷が必要な場合は各自で行うこと。
電子辞書等を準備し各自で単語を調べられるようにしておくこと。
授業外で課題と単語を学習する必要がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(テキストの使い方や授業の進め方について説明する); 電子機器の使い方 授業内容を理解することで前期授業に取り組む準備ができる。
2週 My Way Logic & Expression Lesson 1 Part 1;英語の基本構造1回目(総覧) 現在形(be動詞)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
3週 Lesson 1 Part 2;英語の基本構造2回目(品詞と英文の要素); 英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 現在形(do動詞)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
4週 Lesson 2 Part 1;英語の基本構造3回目(動詞の文型 Part 1, 第1文型);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 過去形(be動詞、do動詞)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
5週 Lesson 2 Part 2;英語の基本構造4回目(動詞の文型 Part 1, 第3文型);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 現在進行形・過去進行形を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
6週 Lesson 3 Part 1;英語の基本構造5回目(動詞の文型 Part 1, 第1&3文型まとめ);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 未来表現(will, be goin to)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
7週 Lesson 3 Part 2;英語の基本構造6回目(動詞の文型 Part 1, 第2文型);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 基本時制のまとめ、それらを含んだ英文を読解・産出することができる
8週 英語の基本構造7回目(前置詞);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 前置詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
2ndQ
9週 中間試験 前期中間テストまでの学習熟度を確認する。
10週 Lesson 4 Part 1;英語の基本構造8回目(動詞の文型 Part 2, 第4文型);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書
現在完了形(1)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
11週 Lesson 4 Part2;英語の基本構造9回目(動詞の文型 Part 2, 第5文型);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書
現在完了形(2)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
12週 Lesson 5 Part 2;英語の基本構造10回目(動詞の文型 Part 2, 受動態);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 受動態を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
13週 Lesson 5 Part 1;英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 助動詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
14週 Lesson 8 Part1;英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 比較(比較級)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
15週 Lesson 8 Part2;英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 比較(最上級、同等比較)を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
16週 期末試験 前期期末テストまでの学習熟度を確認する。
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション;英語の基本構造の復習と予習 オリエンテーションを行い、授業の進め方を把握する。また後期の学習内容の全体像を理解することで後期授業に取り組む準備ができる
2週 Lesson 7 Part I;英語の基本構造11回目(動詞の変化利用、動名詞);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 動名詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
3週 Lesson 6 Part I;英語の基本構造12回目(動詞の変化利用、不定詞[名詞的、形容詞的用法]);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 不定詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
4週 Lesson 6 Part 2;;英語の基本構造13回目(動詞の変化利用、不定詞[副詞的用法]);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 不定詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
5週 Lesson 7 Part2;英語の基本構造14回目(動詞の変化利用、分詞);英単語(究極の英単語Vol. 1);自由読書 分詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
6週 映画鑑賞 映画鑑賞を通じ、既習項目が滑らかに運用できる。
7週 映画鑑賞 映画鑑賞を通じ、既習項目が滑らかに運用できる。
8週 後期中間試験 後期中間テストまでの学習習熟度を確認する。
4thQ
9週 英語の基本構造15回目(名詞・名詞句・名詞節);自由読書 名詞・名詞句・名詞節を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
10週 英語の基本構造16回目(名詞・名詞句・名詞節);自由読書 名詞・名詞句・名詞節を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
11週 Lesson 9 Part1;英語の基本構造17回目(形容詞・形容詞句・形容詞節);自由読書 形容詞・形容詞句・形容詞節を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。関係代名詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
12週 Lesson 9 Part2;自由読書 関係代名詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
13週 Lesson 10 Part 1;英語の基本構造18回目(形容詞・形容詞句・形容詞節);自由読書 関係副詞を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
14週 英語の基本構造19回目(副詞・副詞句・副詞節);自由読書 副詞・副詞句・副詞節を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
15週 英語の基本構造20回目(副詞・副詞句・副詞節);Lesson 10 Part2;自由読書 副詞・副詞句・副詞節を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。仮定法を理解し、それを含んだ英文を読解・産出することができる。
16週 後期期末試験 後期期末テストまでの学習習熟度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に正しく伝わるよう、語・句・文における強勢、文におけるリズム・イントネーション、音のつながり・区切りを意識しながら明瞭に音読あるいは発話できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7
中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5
中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、はっきりとした発音で、調整された速さで話された内容から、必要な情報を聞き取り、話し手の意図を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、基本的な表現を用いて、情報や考え、気持ちなどを話すことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、自分の意見や感想を整理し、情報や考え、気持ちなどを伝える文章を書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢を持ち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3後6,後7
自分の専門分野などの予備知識のある事柄や関心のあるトピックについて、話の展開や話者の意図に注意しながら必要な情報を聞き取り、概要や要点を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、意見や主張、課題の解決策などをやり取りできる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックについて、意見や主張を適切な理由や根拠とともに伝える複数の段落を書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
自分の専門分野に関する口頭発表などを念頭に置き、関心のあるトピックについて、平易な英語でのプレゼンテーションや内容に関する簡単な質疑応答のやりとりができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験課題自立学習能力合計
総合評価割合551530100
評価項目1(英語能力)550055
評価項目2(課題)015015
評価項目3(自立学習能力)003030