芸術(音楽)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 芸術(音楽)
科目番号 221032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業・実技・鑑賞 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電子工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書; 「MOUSA①」 教育芸術社
担当教員 中瀬 巳紀生,漆原 美紀

到達目標

1. 音楽鑑賞を通じて音楽文化に対する総合的な理解を深める。
2. オタマトーンの基本的な演奏技能を向上させ、楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。
3. フレージングと全体のまとまりをとらえ、曲想に合った演奏ができる。
4. 音楽に関する基礎的な知識(音符・休符・音名・拍子・音程・用語)や法則を理解できる。
5. 西洋音楽において各時代における音楽の発展や実践,音楽様式の形成(種類や様式等)について説明できる。
6. オカリナ演奏において基本的な演奏技能を向上させ,楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。
7. ギター演奏において弦楽奏の音色と響きを感得しつつ,重奏にて表情豊かに演奏することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
音楽文化に対する理解音楽文化に対する総合的な理解を深め、その良さや美しさを表現できる。 音楽文化に対する総合的な理解を深め、その良さや美しさを感じ取ることができる。 音楽文化に対する総合的な理解が難しく、その良さや美しさを感じ取ることができない。
オタマトーンの演奏技能全体のバランスや調和を感じ取り、楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。 基本的な演奏技能を向上させ、楽譜に忠実に演奏することができる。 基本的な演奏技能を向上せず、楽譜に忠実に演奏することができない。
ギターの演奏技能(独奏)弦楽奏の音色と響きを感得し,フレージングと全体のまとまりをとらえた曲想に合った演奏ができる。 フレージングと全体のまとまりをとらえ、曲想に合った演奏ができる。 フレージングと全体のまとまりをとらえた曲想に合った演奏ができない。
音楽理論に対する理解音楽に関する基礎的な知識(音符・休符・音名・拍子・音程・用語)や法則を応用できる。 音楽に関する基礎的な知識(音符・休符・音名・拍子・音程・用語)や法則を理解できる。 音楽に関する基礎的な知識(音符・休符・音名・拍子・音程・用語)や法則を理解できない。
西洋音楽史に対する理解時代の変化や発展の推移を概観でき,各時代における音楽の発展や実践、音楽様式の形成(種類や様式等)について説明できる。 各時代における音楽の発展や実践、音楽様式の形成(種類や様式等)について説明できる。 各時代における音楽の発展や実践、音楽様式の形成(種類や様式等)について説明できない。
オカリナの演奏技能全体のバランスや調和を感じ取り、楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。 オカリナ演奏において基本的な演奏技能を向上させ、楽譜に忠実に演奏することができる。 オカリナ演奏において基本的な演奏技能を向上せず、楽譜に忠実に演奏することができない。
ギターの演奏技能(重奏)弦楽奏の音色と響きを感得しつつ,重奏にて表情豊かに演奏することができる。弦楽奏の音色と響きを感得しつつ,楽譜に忠実に演奏することができる。弦楽奏の音色と響きを感得できず,楽譜に忠実に演奏することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
音楽に関する理論的な基礎知識や西洋音楽史を学び,できるだけ多くの作品に接し,その時代背景や当時の社会・文化を理解する。
さらに,オタマトーンやギター、オカリナの楽器演奏を通じて基礎的表現力を身につける。
観賞では, 様々なジャンルのプロの音楽家の生の演奏も体感し,音楽教養を通して創造力に富む有為な人材の育成を目標とする。
授業の進め方・方法:
教科書・プリント・楽器・CD・DVD等を用いて講義を進め,音楽の講義・視聴・楽器演奏を通じて授業内容の理解や応用力を高める。適時,演習を実施し,理解度を確認する。
注意点:
通常の授業の中で,授業内容が理解できているかの確認テスト行う。
筆記試験50%・実技試験50%として評価する。
単位追認試験,再試験は,適切な時期に実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
音楽理論(音)
音階や音の高さが理解できる。
2週 オタマトーン(運指法・楽譜の解読)
音楽理論(音)
オタマトーンの運指法・楽譜の解読ができる。音階や音の高さが理解できる。
3週 オタマトーン(旋律・副旋律の練習)
音楽理論(譜表と音名)
オタマトーンの旋律・副旋律が演奏できる。譜表と音名が理解できる。
4週 オタマトーン(旋律・副旋律の練習)
音楽理論(音符と休符)
オタマトーンの旋律・副旋律が演奏できる。音符と休符の種類と効用が理解できる。
5週 鑑賞(プロの演奏家の演奏鑑賞)
オタマトーン(旋律・副旋律の練習)
生演奏を体感し、その良さや美しさを感じとる事ができる。オタマトーンの旋律・副旋律が演奏できる。
6週 オタマトーン(旋律・副旋律の練習)
鑑賞(ミュージカルの鑑賞)
オタマトーンの旋律・副旋律が演奏できる。鑑賞により、音楽文化に対する総合的な理解を深める。
7週 オタマトーン(アンサンブル)
鑑賞(ミュージカルの鑑賞)
互いを思いやり、表現豊かにアンサンブルできる。鑑賞により音楽文化に対する総合的な理解を深める。
8週 オタマトーン(アンサンブル)
鑑賞(ミュージカルの鑑賞)
演奏技能を向上させ表現豊かにアンサンブルできる。鑑賞により音楽文化に対する総合的な理解を深める。
2ndQ
9週 オタマトーン(アンサンブル実技試験)
基本的な演奏技能を向上させ、楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。
10週 ギター(ギターの基礎)
ギター(運指法・奏法)
ギターの基礎を理解できる。
ギターの運指法と奏法を理解できる。
11週 ギター(独奏)
音楽理論(リズムと拍子)
ギターの旋律が独奏できる。
リズムと拍子が理解できる。
12週 ギター(独奏)
音楽理論(音程と音階)
ギターの旋律が独奏できる。
音程と音名が理解できる。
13週 ギター(独奏)
音楽理論(筆記試験)
全体の纏まりをとらえ、曲想に合った演奏ができる。音楽理論に関する知識や法則を理解できる。
14週 ギター(独奏)
鑑賞(オペラの鑑賞)
全体の纏まりをとらえ曲想に合った演奏ができる。鑑賞により音楽文化に対する総合的な理解をふかめる。
15週 ギター(独奏)
ギター(実技試験)
フレージングと全体のまとまりをとらえ、曲想に合った演奏ができ、弦楽奏の音色と響きを感得できる。
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
西洋音楽史(古代ギリシャ・中世ヨーロッパの音楽)
古代ギリシャ・中世ヨーロッパの音楽史が理解できる。
2週 オカリナ(運指法・奏法の基礎)
西洋音楽史(古代ギリシャ・中世ヨーロッパの音楽)
オカリナの運指・奏法の基礎が理解できる。古代ギリシャ・中世ヨーロッパの音楽史が理解できる。
3週 オカリナ(独奏練習)
西洋音楽史(ルネッサンスの音楽)
オカリナの低高音をスムーズに奏で楽譜に忠実に演奏できる。ルネッサンス時代の音楽史が理解できる。
4週 オカリナ(独奏練習)
西洋音楽史(ルネッサンスの音楽)
オカリナを楽譜に忠実に表現豊かに演奏することができる。ルネッサンス時代の音楽史が理解できる。
5週 オカリナ(アンサンブル)
西洋音楽史(バロック時代の音楽)
互いを思いやり楽譜に忠実に技能を向上させ、演奏する事ができる。バロック時代の音楽史を理解できる。
6週 オカリナ(アンサンブル)
西洋音楽史(バロック時代の音楽)
互いの演奏技術を向上させ、表現豊かに演奏する事ができる。バロック時代の音楽史を理解できる。
7週 オカリナ(アンサンブル実技試験)
楽譜に忠実に表現豊かに演奏ができ、アンサンブルの全体のバランスや調和を感じながら演奏できる。
8週 ギター(独奏練習)
音楽鑑賞(ミュージカル)
ギターの旋律が独奏できる。
鑑賞により、音楽文化に対する総合的な理解を深めることができる。
4thQ
9週 ギター(独奏練習)
音楽鑑賞(ミュージカル)
ギターの旋律が独奏できる。
鑑賞により、音楽文化に対する総合的な理解を深めることができる。
10週 ギター(独奏練習)
音楽鑑賞(ミュージカル)
ギターの旋律が独奏できる。
鑑賞により、音楽文化に対する総合的な理解を深めることができる。
11週 ギター(独奏練習)
西洋音楽史(古典派の音楽)
弦楽奏の音色と響きを感得し、楽譜に忠実に演奏する事ができる。古典派の音楽史を理解できる。
12週 ギター(アンサンブル)
西洋音楽史(古典派の音楽・ロマン派の音楽)
互いの演奏技術を向上させ、表現豊かに演奏する事ができる。古典派・ロマン派の音楽史を理解できる。
13週 ギター(アンサンブル)
西洋音楽史(筆記試験)
互いの演奏技術を向上させ、表現豊かに演奏する事ができる。西洋音楽史を理解する事ができる。
14週 ギター(アンサンブル)
音楽鑑賞(音楽映画)
互いの演奏技術を向上させ表現豊かに演奏する事ができる。音楽文化の総合的な理解を深める事ができる。
15週 ギター(アンサンブル実技試験) 弦楽奏の音色と響きを感得し、互いのタイミングや呼吸を感じ取りながら表情豊かに演奏する事ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
法令やルールを遵守した行動をとれる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験実技試験相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力50500000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000