概要:
機械系及び電気電子系の実験・実習を行う。
最終評価は実習結果を100%とする。
実習結果の内訳は年間を通じて,機械系50% (作品25%+報告書25%),電気電子系50%(報告書のみ)とする。
実験実習に対する取り組みが悪い場合は減点する(注.実習結果は期限までに提出された報告書で評価する)。
未提出の報告書がある場合,最終評定に上限が付く(未提出ありで80点にはならない,など)。
総実習時間の80%以上の出席がなければ不合格とする。その際,欠席の理由は考慮しない。
報告書作成における不正(データの盗用および改ざん,文面の丸写し等)が発覚した場合は当該部分の得点をゼロとする。
授業の進め方・方法:
1.実習服を着用し,安全第一で作業を進める。
2.年間の課題を機械と電気電子のパートに分け,機械パートは10人程度の班,電気電子パートは2人1組の(毎回異なる)班に分かれて各パートの課題に取り組み,1年間で一巡する。
3.実習教本または資料を使用し,指導者の指導・監督のもとに作業する。
4.各課題終了後に報告書を作成し,修得した知識・技術を整理する。
注意点:
・実験実習で必要と考えられる,メカトロニクス基礎Ⅰ(電気電子系)で学習した項目(オームの法則,キルヒホッフの法則,電圧・電流の導出方法など)を事前に復習しておくこと。
・授業期間中の実習実施回数が30回に満たない場合,補講期間に不足分の実習を行う。
・この科目は指定科目であり,この科目の単位修得が進級要件となるので,必ず修得すること。
・実験系科目であるので,再試験および単位追認試験の対象にはならない。
・原則として欠席時の補講は行わない。ただし,電気電子系については正当な理由がある場合,補講できる。その際,担任,実習担当教員に欠席の理由を明確にできる証明書等を提出する必要がある。
・高橋教員は機械工学科の教員である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.総説 (3) (1) 工作実習の意義 (2) 安全教育 (3) 実習報告書の書き方 (4) 実習場所の確認 ・実験実習行う際の5S (整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を知っている。 |
・実験実習行う際の5S (整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を知っている。
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2週 |
溶接実習 アーク溶接実習1 |
被覆アーク溶接の基本操作ができる。
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3週 |
溶接実習 アーク溶接実習2 |
被覆アーク溶接の基本操作ができる。
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4週 |
溶接実習 箱の製作および水漏れ試験1 |
溶接で箱を製作し、水漏れ試験ができる。
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5週 |
溶接実習 箱の製作および水漏れ試験2 |
溶接で箱を製作し、水漏れ試験ができる。
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6週 |
3次元加工実習 プログラミング実習 |
簡単なNCプログラムを作ることができる。
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7週 |
3次元加工実習 CAD・CAM実習 |
CAMを使ってNCプログラムを作ることができる。
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8週 |
3次元加工実習 3次元モデルの加工実習 |
加工機を使って3次元加工ができる。
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2ndQ |
9週 |
オームの法則 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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10週 |
回路計(テスタ) |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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11週 |
電圧降下法による抵抗測定 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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12週 |
キルヒホッフの法則① |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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13週 |
キルヒホッフの法則② |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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14週 |
ホイートストンブリッジ |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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15週 |
抵抗・LED過電流実験 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
レポート指導 |
報告書の書き方を知っている。
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2週 |
旋盤実習 ノギス・マイクロメータおよび旋盤の構造と操作法 |
旋盤の基本的操作ができるとともにノギス,マイクロメータを使って測定できる。
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3週 |
旋盤実習 段付きシャフトの作製1 |
端面,全長,外形加工ができる。
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4週 |
旋盤実習 段付きシャフトの作製2 |
溝入れ,テーパー加工ができる。
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5週 |
旋盤実習 段付きシャフトの作製3 |
雄ねじの加工ができる。
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6週 |
仕上げ実習 植込みボルト,ナット,座金の製作1 |
各種製品に必要な材料を切断できる。
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7週 |
仕上げ実習 植込みボルト,ナット,座金の製作2 |
やすり,ボール盤を使って座金を製作できる。
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8週 |
仕上げ実習 植込みボルト,ナット,座金の製作3 |
やすり,ボール盤,タップを使ってナットを製作できる。ダイスを使ってボルトが作製できる。
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4thQ |
9週 |
電圧降下法による抵抗測定(復習) |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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10週 |
電球の電力測定 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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11週 |
分流器・倍率器 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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12週 |
ダイオードの静特性 |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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13週 |
交流信号の観測(オシロスコープ) |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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14週 |
交流信号の形成(発信器) |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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15週 |
交流信号の形成と観測(復習) |
・実験指導者に従い,実験を行うことができる。 ・仕様に従ってレポートを書き,期限内に提出することができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 3 | 前1 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 3 | 前1 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 3 | 前1,後1 |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 後2 |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 後2 |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 後2 |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 3 | 後6 |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 3 | 後7 |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 3 | 後8 |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 3 | 後3,後4,後5 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 3 | 後3,後4,後5 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 3 | 後7 |
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 3 | 前1,後1 |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |