到達目標
(1)javaで基礎的なオブジェクト指向プログラミングができる。
(2)オブジェクト指向開発の手法を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ポリモーフィズムを利用したオブジェクト指向プログラムを書ける。 | 継承を利用した基礎的なオブジェクト指向プログラムを書ける。 | 継承を利用した基礎的なオブジェクト指向プログラムを書けない。 |
評価項目2 | オブジェクト指向分析の手順を説明でき,ばば抜きのメッセージ図,クラス図,操作を十分説明できる。 | オブジェクト指向分析の手順を説明でき,ばば抜きのメッセージ図,クラス図,操作をある程度説明できる。 | オブジェクト指向分析の手順を説明できず,ばば抜きのメッセージ図,クラス図,操作をほとんど説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
オブジェクト指向プログラミングの基本思想を説明でき,ポリモーフィズムを実現した簡単なプログラムを書ける。
オブジェクト指向分析の手順を説明でき,ババ抜きを例にクラス図などを作成でき,プログラムの概略を説明できる。
※実務経験との関連
この科目は企業で情報システム開発を担当していた教員が,その経験を活かし,JAVA等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書とスライドによる講義と演習により理解する。スライド,サンプルプログラムや演習問題は共有フォルダに置く。
プログラミング能力を身に付けるためには,自分の考えたことを書き,実行し,その実行結果を考察することが重要である。
そのためには,開発環境に慣れることが必要であり,指を動かすこと,質問をすることを怠らないことが重要となる。
プログラミングの情報はインターネット上に豊富にあるので,自主的に調べることが大事である。
試験期ごとにレポートを課し,各自が授業中と家庭学習として行う。
注意点:
この科目は学修単位のため,授業外学習として授業内容についてのレポート課題を課す。このレポートを評価割合に示すように成績の評価に用いる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 開発環境の利用方法 |
シラバスによるガイダンス。 eclipseによりjavaのプログラムを記述,実行できる。
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2週 |
javaによる配列,メソッド |
javaで配列,メソッドのプログラムを記述できる。
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3週 |
クラスとインスタンス |
クラスとインスタンスの関係を説明でき,クラスの定義とインスタンスの生成,利用のプログラムを書ける。
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4週 |
継承(コンストラクタ,オーバーライド) |
継承の思想と効果を説明できる。継承の処理を書ける。コンストラクタ,オーバーライドの動作を説明でき,ププログラムを書ける。
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5週 |
抽象クラス |
抽象クラスの思想と効果を説明でき,プログラムを書ける。
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6週 |
super,this,static |
継承におけるsuper,this,staticの効果を説明できる。
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7週 |
ポリモーフィズム |
ポリモーフィズムの考え方を説明できる。 継承と抽象クラスと配列を利用したポリモーフィズムのプログラムを説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験返却、解答,オブジェクト指向分析 |
オブジェクト指向分析の手順を説明できる。
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10週 |
仕様作成,クラスの抽出 メッセージのやり取り,操作,クラス図 |
仕様からのクラスの抽出方法を説明できる。 メッセージのやり取り,操作いについて説明できる。
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11週 |
リスト構造 シーケンス図(ゲームの準備部分) |
リスト構造によるカードの扱いを説明できる。 プログラムを参照し,シーケンス図を作成し,操作,クラス図を修正できる。
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12週 |
シーケンス図(ゲームの開始部分) |
プログラムを参照し,シーケンス図を作成し,操作,クラス図を修正できる。
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13週 |
ゲーム全体の動作 |
ばば抜きのゲームを実行し,全体の動作を理解する。
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14週 |
フレームワーク |
ソフトウェアの再利用とフレームワークについて説明できる。
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15週 |
フレームワークの実装 |
ババ抜きと七並べを例に,フレームワークの実装の仕方を説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 前7 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
知識の基本的な理解 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |