科学技術英語

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 科学技術英語
科目番号 4140 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械電子工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 青柳忠克・斎藤哲治・塚原隆裕著「やさしい機械英語」オーム社,配布プリント
担当教員 津守 伸宏

到達目標

①技術者として必要な英語力として科学技術の専門用語を含む文章を読み、意味を正しく理解できる(読解力)。
②科学技術の専門用語に頻出する英単語を記憶し、必要に応じ選択して使用することができる(単語運用能力)。
③専門用語を含む技術論文のアブストラクトを記述することができる(表現力)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1工業技術の専門用語を含む文章を読み、意味を9割以上理解できる。工業技術の専門用語を含む文章を読み、意味の6割程度を理解することができる。工業技術の専門用語を含む文章を読み、意味の半分も理解できない。
評価項目2工業技術の専門用語に頻出する英単語を記憶し、必要に応じ選択して使用できる。工業技術の専門用語に頻出する英単語について6割程度を意味を理解し、選択して使用できる。工業技術の専門用語に頻出する英単語について意味を理解しておらず、選択して使用できない。
評価項目3専門用語を含む技術論文のアブストラクトを記述することができる専門用語を含む技術論文のアブストラクトを記述し、6割以上の内容を伝えることができる専門用語を含む技術論文のアブストラクトを記述できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D-(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学を中心に,科学技術英語の読解と英作文に関する演習と解説を行う。
卒業論文の英文アブストラクトの作成を目指す。
授業の進め方・方法:
・教科書,配布資料を用いて毎回2つから3つほどのテーマについて演習と解説を行う。
・適宜,小テストを実施する。
・毎回,授業に関連する課題を課す。
・中間試験及び期末試験は実施しない。
・終盤では,卒業研究の英文アブストラクト作成に関する授業を行う(PCを用いる)。
注意点:
学修単位であるので,講義時間に加えて1週に4時間程度の自主学習(予習・復習,課題レポート作成など)を要する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
技術英語の概要説明
「機械工学の基礎」(教科書)①
機械工学の基礎に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
2週 「機械工学の基礎」(教科書)② 機械工学の基礎に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
3週 「機械工学の基礎」(教科書)③
小テスト①
機械工学の基礎に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
4週 「機械工学の周辺」(教科書)① 機械工学の周辺に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
5週 「機械工学の周辺」(教科書)②
「機械工作」(教科書)①
機械工学の周辺及び機械工作に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
6週 「機械工作」(教科書)②
小テスト②
機械工作に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
7週 「機械工学の現在」(教科書)① 機械工学の現在に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
8週 「機械工学の現在」(教科書)②
小テスト③
機械工学の現在に関するテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
4thQ
9週 「管理技術」(教科書)① 管理技術の基礎のテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
10週 電気電子系の英文読解(配布資料)
電気電子系のテーマについての英文を読解できる。技術英語の重要な構文を知っている。
11週 小テスト④
Webを活用した英文作成技術
Webを活用して英文作成に役立てることができる。
12週 アブストラクトの役割
技術英文(教科書・配布資料)の読解・説明
技術論文のアブストラクトの意義・役割を理解している。技術英語の正しい読解ができる。
13週 アブストラクトの構成
技術英文(教科書・配布資料)の読解・説明
技術論文のアブストラクトの構成を理解している。技術論文の技術英語の正しい読解ができる。
14週 小テスト⑤
アブストラクトの組み立て
技術英文(教科書・配布資料)の読解・説明
アブストラクトの骨格を組み立てることができる。技術英語の正しい読解ができる。
15週 アブストラクトの記述
技術英文(教科書・配布資料)の読解・説明
アブストラクトを正しい専門用語を用いて記述できる。技術英語の正しい読解ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後3,後6,後8,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

小テストレポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力252550
専門的能力252550