CLIL(Content and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習))に基づき,内容のあるテーマに関して英語で学ぶ過程を通して,実践的な言語運用能力を身につける。そのために(1)情報や考えを英語で素早く理解することができるように「聞く」「読む」のインプット力を向上させる。語彙情報の習得においてはTOEIC初級編の教材を用いてボトムアップの力をつける。次に,(2)「思考する」「話す」「書く」活動を通して,英語を用いて自身の考えを表現したり,積極的にコミュニケーションを図ろうとすることができるようアウトプット力を向上させる。(3)本授業を通して,CEFR (Common European Framework of Reference for Language(外国語の学習,教授,評価のためのヨーロッパ共通参照枠)) のA2レベルからB1レベルへの移行を目標とする。
概要:
CLIL(Content and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習))に基づき,内容のあるテーマに関して英語で学ぶ過程を通して,実践的な言語運用能力を身につける。そのために(1)情報や考えを英語で素早く理解することができるように「聞く」「読む」のインプット力を向上させる。語彙情報の習得においてはTOEIC初級編の教材を用いてボトムアップの力をつける。次に,(2)「思考する」「話す」「書く」活動を通して,英語を用いて自身の考えを表現したり,積極的にコミュニケーションを図ろうとすることができるようアウトプット力を向上させる。(3)本授業を通して,CEFR (Common European Framework of Reference for Language(外国語の学習,教授,評価のためのヨーロッパ共通参照枠)) のA2レベルからB1レベルへの移行を目標とする。
授業の進め方・方法:
「聞く」「読む」に関しては,コミュニケーションスキルが身に付くTOECI初級レベルの教材を用いて演習を行い,英語の聴解力および読解力を向上させる。また「思考する」「話す」「書く」に関しては,ペアワーク・グループワーク・プレゼンテーション等の言語活動を通じて英語で自身の意見や考えを表現する機会を通して実践力を養う。本授業を通して,CEFR A2からCEFR B1レベルへの移行を目指す。 B1レベルとは,仕事,学校,娯楽などで普段出会うような身近な話題について,標準的な話し方であれば主要な点を理解することができる。また,そのことばが話されている地域にいるときに起こりそうなたいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について筋の通った文章を作ることができる自立した言語使用者になることをいう。
注意点:
週1回の授業内における演習だけでは言語習得の促進は厳しいことから自主・自立的な反復学習が求められる。特にリスニングの内容理解に関しては,発話内容が理解できるまで各自ダウンロードした音声を反復的に復習するようにしよう。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 2年次初回のリスニング、ライティング演習 Unit1(Restaurants 選択肢の先読み) ペアワークでのCommnicative Training |
授業の進め方を把握する。 2年次初回のリスニング,ライティング演習を実施する。 TOEIC L&Rの形式を把握する。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
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2週 |
Unit1(Restaurants 選択肢の先読み) ペアワークでのCommnicative Training |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
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3週 |
Unit2(Offices, Talkの種類, e-mail書式) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 理工系学生に関連するトピック内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
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4週 |
Unit4((Personal, 社内アナウンス,動詞の形) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット&グループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
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5週 |
グループプレゼンテーションのためのグループ活動,ライティング課題を完成させる |
パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。
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6週 |
Unit4(Personnel 社内アナウンスの聞き取りに慣れる) ペアワークでのCommnicative Training |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
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7週 |
English Presentation |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。 他者発表を正しく聞き理解することができる。
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8週 |
Mid-term exam |
前期中間期の学習習熟度を確認する。
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2ndQ |
9週 |
試験返却・解説 Unit3(Daily Life, ラジオ放送) ペアワークでのCommnicative Training |
試験返却と振り返り TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
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10週 |
Unit3(Daily life,ラジオ放送) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
試験結果の振り返りをすることができる。TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
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11週 |
Unit5(Shopping,アナウンス) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。
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12週 |
Unit5(Shopping,アナウンス) プレゼンテーションのためのグループ活動 |
ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
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13週 |
Unit7(Transportation,交通アナウンス) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
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14週 |
English Presentation |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
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15週 |
Unit7(Transportation,交通アナウンス) ペアワークでのCommnicative Training |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。
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16週 |
期末試験 |
前期期末期の学習習熟度を確認する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
UNit8(Technology,留守番電話対応) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット活動 |
TOEIC L&Rの形式に対応できる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。
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2週 |
Unit9(Health) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に対応できる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
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3週 |
Unit10(Travel ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に対億できる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
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4週 |
プレゼンテーション |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
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5週 |
プレゼンテーションのためのインプットおよびグループ活動 |
理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
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6週 |
プレゼンテーショのためのグループ活動 |
プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。
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7週 |
プレゼンテーション |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間期の学習習熟度を確認する。
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4thQ |
9週 |
Unit12(Entertainment,オリエンテーション・ツアー) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのインプット |
TOEIC L&Rの形式に対応できる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。
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10週 |
Unit13(Education,人物紹介スピーチ) ペアワークでのCommnicative Training プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に対応できる。 パートナーと英語で簡単なコミュニケーションをとることができる。 ライティング(主張・根拠(具体例)・結論)の書き方を学び,自分の考えを英語で表現することができる。
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11週 |
Unit14(Housing) プレゼンテーションのためのグループ活動 |
TOEIC L&Rの形式に慣れる。 ライティング(主張・根拠・具体例・結論)の書き方を学び,自分の考えを述べることができる。
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12週 |
プレゼンテーション |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
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13週 |
プレゼンテーションのためのインプットおよびグループ活動 |
理工系学生に関連するリスニングの内容を理解し,自身のことに繋げて考えようとすることができる。 ライティング(主張・根拠・具体例・結論)の書き方を学び,自分の考えを述べることができる。
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14週 |
プレゼンテーションのためのグループ活動 リスニング,ライティング演習 |
プレゼンテーションのための練習をグループで行うことができる。 2年次最終のリスニング,ライティング演習を実施する。
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15週 |
プレゼンテーション |
人前で英語でプレゼンテーションすることができる。他者発表を聞き理解することができる。
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16週 |
後期期末試験 |
後期期末期の学習習熟度を確認する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |