防災工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 防災工学
科目番号 211443 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:石井一郎ら著 防災工学 森北出版 参考書:渕田邦彦ら著 防災工学 コロナ社
担当教員 向谷 光彦

到達目標

1.地震災害における基礎知識が説明できる。
2.火山における基礎知識が説明できる。
3.津波における基礎知識が説明できる。
4.気象災害における基礎知識が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地震災害における基礎知識が説明できる。地震災害における幅広い知識が説明できる。地震災害における基礎知識が説明できる。地震災害における基礎知識が説明できない。
火山における基礎知識が説明できる。火山における幅広い知識が説明できる。火山における基礎知識が説明できる。火山における基礎知識が説明できない。
津波における基礎知識が説明できる。 都市火災における基礎知識が説明できる。津波における幅広い知識が説明できる。 都市火災における幅広い知識が説明できる。津波における基礎知識が説明できる。都市火災における基礎知識が説明できる。津波における基礎知識が説明できない。 都市火災における基礎知識が説明できない。
気象災害における基礎知識が説明できる。気象災害における幅広い知識が説明できる。気象災害における基礎知識が説明できる。気象災害における基礎知識が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

 学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 地盤工学等で学んだ自然災害論,地震,耐震設計に関する基礎知識を深め,より現実的な災害の抑止,軽減に関連した内容に進展する。そして,防災に関する基礎的な知識を理解できる能力を涵養する。また,平常授業(演習・レポ-トを含む)に対する真摯な取組み態度を涵養する。
授業の進め方・方法:
 授業内容は必要最小限の項目にとどめる。授業内容の理解を助けたり深めたりするために必要に応じてパソコンを用いた視覚的教材使用,演習や平常テストを実施し,その理解度・習得度を確認しながら授業を進め,全員が授業内容を理解できるよう配慮する。
注意点:
・再試験の条件を満たし,必要と判断した場合のみ,再試験を実施する。
・単位追認試験は実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 防災工学に関するイントロダクション
概論
2週 地震① 地震における基礎知識が説明できる。
3週 地震② 地震における基礎知識が説明できる。
4週 地震③ 地震における基礎知識が説明できる。
5週 火山 火山における基礎知識が説明できる。
6週 地震と火山の関連知識① 地震災害と火山における基礎知識が説明できる。
7週 地震と火山の関連知識② 地震災害と火山における基礎知識が説明できる。
8週 定期試験 地震災害と火山における基礎知識が説明できる。
2ndQ
9週 津波① 津波における基礎知識が説明できる。
10週 津波② 津波における基礎知識が説明できる。
11週 気象災害① 気象災害における基礎知識が説明できる。
12週 気象災害② 気象災害における基礎知識が説明できる。
13週 津波に関する関連知識 津波における基礎知識が説明できる。
14週 気象災害に関する関連知識 気象災害における基礎知識が説明できる。
15週 定期試験 津波と気象災害における基礎知識が説明できる。
16週 試験返却 地震災害と火山における基礎知識が説明できる。
津波と気象災害における基礎知識が説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学物体に作用する力を図示することができる。3前6
力の合成と分解をすることができる。3前6
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。3前7
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。3前7
質点にはたらく力のつりあいの問題を解くことができる。3前7
慣性の法則について説明できる。3前9
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。3前9
運動方程式を用いた計算ができる。3前9
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3前10
運動の法則について説明できる。3前10
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。3前2
最大摩擦力に関する計算ができる。3前3
動摩擦力に関する計算ができる。3前4
仕事と仕事率に関する計算ができる。3前11
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3前11
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。3前11
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。3前12
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3前12
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3前3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3前3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3前3
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.3前2
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3前4
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3前9
横波と縦波の違いについて説明できる。3前10
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。4前11
土の締固め特性を説明できる。4前12
ダルシーの法則を説明できる。4前11
透水係数と透水試験について、説明できる。4前11
透水力による浸透破壊現象を説明できる。4前12
土のせん断試験を説明できる。4前14
土のせん断特性を説明できる。4前14
土の破壊規準を説明できる。4前14
有効応力の原理を説明できる。4前14
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。4前14
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。4前14
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。4前14
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。4前6
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。4前6
地盤調査の分類と内容について、説明できる。4前7
計画都市の防災構造化を説明できる。4前7
施工・法規工事執行までの各プロセスを説明できる。4前7
施工計画の基本事項を説明できる。4前13
品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。4前13
建設機械の概要を説明できる。4前14
主な建設機械の作業能力算定法を説明できる。4前14
土工の目的と施工法について、説明できる。4前13
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。4前13
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。4前14
コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。4前13
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。4前14
トンネル工の目的と施工法について、説明できる。4前14

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
地震災害232000025
火山223000025
津波232000025
気象災害223000025