人文科学Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 人文科学Ⅰ
科目番号 221034 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特になし。
担当教員 與田 純

到達目標

日中戦争から太平洋戦争に至る日本の近現代史の展開を、日本を取り巻く国際環境などとも関連付けながら世界史的視野に立って総合的に考察させ、歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日中戦争に至る経緯・事項を詳細に説明できる。日中戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できる。日中戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目2第二次世界大戦に至る経緯・事項を詳細に説明できる。第二次世界大戦に至る基本的な経緯・事項を説明できる。第二次世界大戦に至る基本的な経緯・事項を説明できない。
評価項目3太平洋戦争に至る経緯・事項を詳細に説明できる。太平洋戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できる。太平洋戦争に至る基本的な経緯・事項を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日中戦争から太平洋戦争に至る激動の50年間の日本の歴史を論じていく。緊張する今日の東アジア情勢や対米関係を理解するためには不可欠な、この時代についての深い知識と相対的な視野を身につけてもらう。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進めるが、「ノートを取って、暗記する」だけの受動的な学習方法では試験に対応することはできない。学生諸君には、授業への積極的な参加を要求する。また、史料や絵画など多様な文献を読み込むことを通じて思考力を養い、音楽・映像教材などを用いて授業の理解を深めてもらう。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 満州国の実態 「実験国家」満州国の特徴を説明できる。 
2週 国共内戦と国共合作 国共内戦と国共合作の基本的な経過を説明できる。
3週 国民党と台湾の歴史 台湾に国民党政権が誕生した経緯を説明できる。戒厳令下の台湾と民主化への経緯を説明できる。
4週 日中戦争 日中戦争に至る経緯を説明できる。戦争の基本的な経過を説明できる。
5週 日中戦争② 日中戦争の基本的な経過を説明できる。
6週 総力戦体制の形成 軍部主導のもと総力戦体制が形成されていく経緯を説明できる。
7週 日米交渉と太平洋戦争への道 日米が戦争へ突入する経緯を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 第二次世界大戦
ヨーロッパでの戦争の原因と基本的な経過を説明できる。
10週 第二次世界大戦② ヨーロッパでの戦争の基本的な経過を説明できる。
11週 太平洋戦争①(真珠湾攻撃~南方作戦) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
12週 太平洋戦争②(ミッドウェー~ガダルカナルの戦い) 太平洋戦争の基本的な経過を説明できる。
13週 太平洋戦争③(マリアナ沖海戦~沖縄戦) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
14週 太平洋戦争④(本土空襲~敗戦) 太平洋戦争の基本的な経緯を説明できる。
15週 戦後処理 ドイツと日本がいかに戦勝国によって裁かれたのかを説明できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合8930008100
基礎的能力8930008100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000