数学ⅡB

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 数学ⅡB
科目番号 1119 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 教科書:新線形代数(大日本図書) 演習書: 新線形代数問題集(大日本図書)参考書:フォーカスゼータⅡ+B(啓林館)
担当教員 上原 成功,三好 一彦

到達目標

1. ベクトル
2.ベクトルの図形への応用
3.行列
について,基本的事項を理解し基本的な問題へ適用することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ベクトルの線形性や内積の意味を理解して様々な問題に適用できるベクトルに関する基本的な演算ができるベクトルに関する基本的な演算ができない
評価項目2ベクトルの一次独立性や内積の意味を理解して様々な問題に適用できる直線など基本的な図形の方程式にベクトルが利用できるベクトルを利用した基本的な図形の方程式が扱えない
評価項目3連立1次方程式と係数行列の階数との関係が説明できる。行列の基本的な計算ができ,連立1次方程式の解法等に利用できる。和や積,逆行列など2次正方行列の基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
線形代数のうち,平面および空間ベクトルと行列の基本について学習する
授業の進め方・方法:
教科書をもとに講義する。授業では,教科書・ノート・問題集を準備すること
注意点:
オフィスアワー月曜日

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,ベクトル ベクトルの定義を理解する。D1:1-3
2週 ベクトルの演算 ベクトルの和・差・定数倍ができる。D1:1-3
3週 ベクトルの演算 平面ベクトルの成分表示ができる。 D1:1-3
4週 ベクトルの演算,内積 平面ベクトルの内積が求められる。 D1:1-3
5週 ベクトルの内積,なす角 平面ベクトルの内積が求められる。 D1:1-3
6週 ベクトルの内積の利用,平行と垂直 平面ベクトルの内積が求められる。 D1:1-3
7週 位置ベクトルと内分 位置ベクトル,内分点が求められる。D1:1-3
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
10週 直線のベクトル方程式 ベクトルを用いた直線の方程式が求められる。D1:1-3
11週 ベクトルの線形結合,線形独立 ベクトルの線形独立を理解する。D1:1-3
12週 ベクトルの図形への応用 平面ベクトルを図形に利用できる。D1:1-3
13週 空間ベクトル 空間座標を理解し2点間の距離が求められる。D1:1-3
14週 空間ベクトルの成分 空間ベクトルの成分表示ができる。D1:1-3
15週 前期末試験
16週 試験返却と解説
後期
3rdQ
1週 空間の直線の方程式 空間での直線の方程式が求められる。D1:1-3
2週 空間の平面の方程式 平面の方程式が求められる。D1:1-3
3週 球面の方程式 平面の方程式が求められる。D1:1-3
4週 空間ベクトルの線形独立 ベクトルの線形独立を理解する。D1:1-3
5週 演習
6週 行列,行列の和とスカラー倍 行列の基本計算ができる。D1:1-3
7週 行列の積,転置行列 行列の基本計算ができる。D1:1-3
8週 中間試験
4thQ
9週 テスト返却と解説,
10週 行列の逆行列 行列の基本計算ができる。D1:1-3
11週 演習
12週 連立1次方程式 行列の基本行変形ができる。D1:1-3
13週 逆行列と連立一次方程式 行列の基本計算ができる。D1:1-3
14週 連立1次方程式と階数 行列の基本行変形ができる。D1:1-3
15週 後期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3前2,前13
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3前3,前4,前5,前7,前13,前14
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3前4,前5,前6,前14
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3前6,前10,前11,前12
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3前14,後1,後2,後3
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3後6,後7,後12,後14
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3後10,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000