数学ⅢA

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 数学ⅢA
科目番号 1130 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 「新微分積分Ⅱ」(大日本図書)、「新 微分積分Ⅱ 問題集」(大日本図書)。
担当教員 南 貴之,大橋 あすか

到達目標

偏微分、重積分、1階微分方程式の計算ができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 微分積分の応用微分積分の応用の計算ができる。簡単な微分積分の応用の計算ができる。微分積分の応用の計算ができない。
評価項目2 偏微分・重積分偏微分・重積分の計算ができる。簡単な偏微分・重積分の計算ができる。偏微分・重積分の計算ができない。
評価項目3 微分方程式1階微分方程式を解くことができる。簡単な1階微分方程式を解くことができる。1階微分方程式を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この教科では,微分積分のより進んだ内容と応用(偏微分、重積分)を学習する。
授業の進め方・方法:
指定教科書にそって学習内容を解説して行く講義形式。各自の自主的な学習が必要なのはいうまでもなく,練習問題を通して学習内容の定着を目指す。前期は第2学年「数学ⅡA」の続きを学習する。後期は偏微分及び2重積分を取り扱う。基本的な概念の理解の上で,さまざまな計算ができることを重視する。
注意点:
オフィスアワーは火曜

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、マクローリン展開・テイラー展開 基本的な関数のマクローリン展開・テイラー展開を計算できる。D1:3
2週 オイラーの公式・多項式による近似 オイラーの公式を用いて複素数の直交形式と極形式の相互変換ができる。近似式の基本性質を理解し,簡単な関数の近似式を計算することができる。D1:3
3週 1階変数分離形微分方程式 1階変数分離形微分方程式を解くことができる。D1:3
4週 1階同次形微分方程式 1階同次形微分方程式を解くことができる。D1:3
5週 1階線形微分方程式 1階線形微分方程式を解くことができる。D1:3
6週 定数係数2階線形微分方程式(斉次) 斉次定数係数2階線形微分方程式を解くことができる。D1:3
7週 定数係数2階線形微分方程式(非斉次) 非斉次定数係数2階線形微分方程式を解くことができる。D1:3
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験問題の解答、2変数関数 2変数関数の定義を理解できる。。D1:3
10週 2変数関数とその極限 2変数の極限を計算できる。D1:3
11週 連続性・偏導関数 2変数関数の連続性を判定できる。
偏動関数の計算ができる。D1:3
12週 接平面と全微分 曲面の接平面が計算できる。
関数の全微分が計算できる。D1:3
13週 合成関数の偏微分(1) 2変数関数の合成関数について偏導関数が計算できる。D1:3
14週 合成関数の偏微分(2) 2変数関数の合成関数について偏導関数が計算できる。D1:3
15週 演習 今までの内容を総合的に使うことが出来る。D1:3
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 試験問題の解答、高次偏導関数 2変数関数の高次偏導関数が計算できる。
D1:3
2週 高次偏導関数 2変数関数の高次偏導関数が計算できる。
D1:3
3週 高次偏導関数 2変数関数の高次偏導関数が計算できる。
D1:3
4週 テイラーの定理 2変数関数のテイラーの定理が理解できる。D1:3
5週 テイラーの定理 2変数関数のテイラーの定理が理解できる。D1:3
6週 極値 2変数関数の極値を計算できる。D1:3
7週 極値 2変数関数の極値を計算できる。D1:3
8週 後期中間試験 今までの内容を総合的に使うことが出来る。D1:3
4thQ
9週 試験問題の解答、重積分の定義 長方形領域、一般の領域における重積分の定義が理解できる。D1:3
10週 重積分の定義 長方形領域、一般の領域における重積分の定義が理解できる。D1:3
11週 重積分の計算 一般の領域における重積分が計算できる。D1:3
12週 重積分の計算 一般の領域における重積分が計算できる。D1:3
13週 重積分の変数変換 重積分の変数変換を用いて計算ができる。D1:3
14週 広義積分 重積分における広義積分の計算ができる。D1:3
15週 後期末試験 今までの内容を総合的に使うことが出来る。D1:3
16週 試験問題の解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。3前9
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3前11,前13,前14
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3後2,後3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3後6,後7
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3後9,後10,後11,後12
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3後13
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3後12,後13
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3前1
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3前3
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3前4
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。3後4
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。3後4
オイラーの公式を用いて、複素数変数の指数関数の簡単な計算ができる。3前4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力90000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000