到達目標
近現代インドの事例を通じて、差別、貧困、開発といった現代社会の諸問題について理解を深め、自分自身の問題として考えることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 近現代インドの歴史と社会についての基礎的知識を習得し、現代社会の諸問題の考察にその知識を十分に活用することができる。 | 現代インドの歴史と社会についての基礎的知識を習得し、現代社会の諸問題の考察にその知識を一部活用することができる。 | 近現代インドの歴史と社会についての基礎的知識を習得できていない。 |
評価項目2 | 差別、貧困、開発といった現代社会の諸問題について深く理解し、自分自身の問題として考えることができる。 | 差別、貧困、開発といった現代社会の諸問題について理解し、自分自身との関わりについても理解している。 | 差別、貧困、開発といった現代社会の諸問題について理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ガンディー、タゴール、アンベードカル、センという近現代インドを代表する人物を取り上げることにより、差別、貧困、開発といった現代社会の諸問題について理解を深め、自分自身の問題として考える機会とする。
授業の進め方・方法:
教員作成資料(視聴覚資料等を含む)を用いながら講義形式で進める。適宜ディスカッションの時間も設ける。
注意点:
特になし。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
インドの歴史と現在 |
インドの歴史と現在について概観する。A1:3
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2週 |
インド植民地支配と独立運動 |
インド植民地支配と独立運動の概要について理解する。A1:3
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3週 |
ガンディーの生涯と思想 |
インド独立運動の指導者ガンディーの生涯と思想について理解する。A1:3, A3:2
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4週 |
非暴力とサッティーヤグラハ |
ガンディーが指導した非暴力不服従運動について理解する。A1:3, A3:2
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5週 |
思想家としてのタゴール |
近代インドを代表する詩人タゴール(1913年ノーベル文学賞)がインド独立運動に与えた影響について理解する。A1:3, A3:2
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6週 |
タゴールと日本 |
タゴールの日本との交流と彼のアジア観について理解する。A1:3, A3:2
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7週 |
インドにおける身分差別 |
インドにおける身分差別の歴史と現状について理解する。A1:3, A3:2
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8週 |
ガンディーのハリジャン運動 |
ガンディーが不可触民差別撤廃のために行ったハリジャン運動について理解する。A1:3, A3:2
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2ndQ |
9週 |
アンベードカルの不可触民解放運動 |
ガンディーとのアプローチの違いに着目しながら、アンベードカルによる不可触民解放運動について理解する。A1:3, A3:2
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10週 |
アンベードカルと仏教 |
アンベードカルによる仏教への集団改宗と、その後のインド仏教復興運動について理解する。A1:3, A3:2
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11週 |
インドのナショナリズムと宗教 |
近現代インドにおけるナショナリズムの歴史を踏まえながら、近年台頭するヒンドゥー・ナショナリズムについて理解する。A1:3
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12週 |
センの経済学 |
インドの経済学者アマルティア・セン(1998年ノーベル経済学賞)の経済学の概要について理解する。A1:3, A3:2
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13週 |
潜在能力アプローチと人間開発 |
センの提唱した「潜在能力アプローチ」と、それにもとづく「人間開発」という概念について理解する。A1:3, A3:2
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14週 |
センの飢饉分析 |
センの飢饉分析を通じて、飢饉や貧困の問題について考える。A1:3, A3:2
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15週 |
人間の安全保障 |
「人間の安全保障」という概念を理解し、我々が取り組むべき課題について考える。A1:3, A3:3
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16週 |
期末試験 |
業を通じて得た知識と考察をアウトプットする。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |