情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 2113 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 岡嶋 裕史・吉田 雅裕 著『はじめてのAIリテラシー』技術評論社
三谷 純 著 『Python ゼロからはじめるプログラミング』

担当教員 粂川 一也

到達目標

1. データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。
2. データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを、活用事例をもとに説明できる。
3. データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。
4. データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。
5. 自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について説明できる。
6. 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。
7. コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
8. 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。
9. 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。データサイエンス・AI技術の概要を知っている。データサイエンス・AI技術の概要を知らない。
評価項目2データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを、活用事例をもとに説明できる。データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを知っている。データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを知らない。
評価項目3データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を知っている。データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を知らない。
評価項目4データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を知っている。データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を知らない。
評価項目5自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について説明できる。 自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について知っている。自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について知らない。
評価項目6 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 論理演算と進数変換の仕組みを知っている。 論理演算と進数変換の仕組みを知らない。
評価項目7コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識がある。コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識がない。
評価項目8同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。同一の問題に対し、それを解決できるアルゴリズムが存在しうることを知っている。同一の問題に対し、それを解決できるアルゴリズムが存在しうることを知らない。
評価項目9与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを知っている。与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを知らない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標  2(コンピュータ・プログラミング) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
データサイエンスとAIの基礎を学ぶとともに,Python によるプログラミングを学習し,プログラミングの基礎能力を養成する。
授業の進め方・方法:
教科書,スライド,オンラインドキュメントをもとに解説した後,授業内容に関連するプログラムを作成する演習を実施する。プログラムの入力,動作確認の作業を各自が行う。プログラムを作成することによりプログラミング能力を次第に養成してゆく。
注意点:
第12週以降はプログラミング演習を行うのでノートパソコンを持参すること。
オフィスアワー:毎月曜日放課後~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 AIの定義と必要性 データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。
2週 進化するテクノロジーと社会 データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを、活用事例をもとに説明できる。
3週 社会におけるデータの活用 自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について説明できる。
4週 データ・AIの活用 データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。
5週 データ・AIの技術 データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。
6週 データの説明 データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。
7週 データ・AIを扱う際の注意点 データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験問題の解答、データ・AIのセキュリティ データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。
10週 数学と統計の基本 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。
11週 アルゴリズムとは何か 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。
12週 データ構造とプログラミング 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
13週 データベースとPythonによるデータ分析 データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。
14週 時系列データと文書データの分析 データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。
15週 教師あり学習と教師なし学習 データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。
16週 試験問題の解答
後期
3rdQ
1週 プログラムとプログラミング言語 コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
2週 Python の基本 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
3週 リスト、モジュールの利用 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
4週 条件分岐 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
5週 繰り返し 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
6週 オブジェクト指向 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
7週 文字列の操作 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験問題の解答、タプル 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
10週 辞書 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
11週 関数 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
12週 クラス 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
13週 例外処理 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
14週 テキストファイル 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
15週 情報の可視化 与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
16週 試験問題の解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前10
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3後1
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前11
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000