情報処理Ⅲ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報処理Ⅲ
科目番号 2130 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 通信ネットワーク工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 篠山 学 著 「システムプログラミング入門 実行しながら理解する Linux OS のしくみ」 森北出版/ プリント
担当教員 粂川 一也

到達目標

1. システムプログラミングの位置づけを説明できる。
2. ファイル入出力について理解し,プログラムを作成できる。
3. プロセスについて理解し,プログラムを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システムプログラミングの位置づけを説明できる。システムプログラミングの位置づけを理解している。システムプログラミングの位置づけを理解していない。
評価項目2ファイル入出力について理解し,プログラムを作成できる。ファイル入出力について理解している。ファイル入出力について理解していない。
評価項目3プロセスについて理解し,プログラムを作成できる。プロセスについて理解している。プロセスについて理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
UNIXオペレーティングシステムのカーネルが提供する主要機能であるプロセス管理,ファイルシステムについて,C言語によるプログラミング演習を通じて実感しながら学習する。どのシステムコールを使えばどのようにカーネルの機能を利用できるのかを学ぶことを目標とする。
授業の進め方・方法:
各学習項目の学習内容を解説し,関連するシステムコールとそれを利用したプログラム例を説明した後,教科書の演習問題のプログラムを入力し実行する。
宿題としてプログラミング課題を課す。
注意点:
オフィスアワー:毎月曜日放課後~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Linux Cプログラミング環境 システムプログラミングの位置づけを説明できる。 D2:3
2週 C言語のまとめ
C言語を用いてプログラムを作成することができる。D2:2
3週 Linux のディレクトリとコマンド(1) Linux の基本的なコマンドを知る。 D2:1
4週 Linux のディレクトリとコマンド(2) Linux の基本的なコマンドを知る。 D2:1
5週 プロセス(1) プロセスについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
6週 プロセス(2) プロセスについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
7週 環境変数 環境変数について理解し,プログラムを作成できる。D2:2
8週 プロセスの管理(1) プロセス管理について理解し,プログラムを作成できる。D2:2
4thQ
9週 プロセスの管理(2) プロセス管理について理解し,プログラムを作成できる。D2:2
10週 ファイルシステム(1) ファイルシステムについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
11週 ファイルシステム(2) ファイルシステムについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
12週 シグナル シグナルについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
13週 共有メモリ 共有メモリについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
14週 ソケット通信 ソケット通信について理解し,プログラムを作成できる。D2:2
15週 スレッド スレッドについて理解し,プログラムを作成できる。D2:2
16週 試験問題の解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000