社会Ⅰ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 社会Ⅰ
科目番号 1102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子システム工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 世界史と日本史の教科書を1冊ずつ指定する。
担当教員 内田 由理子,中澤 拓哉

到達目標

国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として主体的に社会に参画し,社会が抱える諸問題の解決のために人文・社会科学の知識・理論・情報を利用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間同士の相互了解を確認しあうことの大切さを知り、歴史的思考力とともに,国際社会に主体的に生きる日本人としての資質が養われている。人間同士の相互了解を確認しあうことの大切さを知っている。人間同士の相互了解を確認しあうことの大切さが見いだせていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人類の歴史の展開を,日本の視座および香川の視座から総合的に学ぶことによって,歴史的思考力と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。
授業の進め方・方法:
地球的視点から多面的に物事を考える能力:世界の歴史の展開を多面的・多角的に捉えさせ,21世紀の課題についても考察する能力を育成する。年間の授業を通して,学習教育目標「粘り強く取り組む姿勢」等の学習態度を培っていく。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人類の起源と古代のユーラシア 人類の誕生と拡散の過程,および古代地中海世界の文化・社会について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
2週 古代の東アジア 中華文明の成り立ちと古代日本の成立について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
3週 東アジア文化圏の形成 東アジア文化圏の形成と律令制下の日本を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
4週 初期イスラーム世界と中世ヨーロッパ イスラームとヨーロッパの発展について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
5週 モンゴルの時代と明・室町時代 モンゴル帝国とそれ以降の歴史を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
6週 世界の諸地域とユーラシアの諸帝国 民族,宗教,生活文化の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
7週 近世ヨーロッパ 大航海時代とルネサンスを理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
8週 前期中間試験 前期の内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 近世のアジア 明や朝鮮,戦国時代の日本,ダライ・ラマ政権下のチベットといったアジア諸国の歴史について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。A1:3
10週 清と植民地化のはじまり 清朝の成立とアジア・北米における植民地化のはじまり理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。A1:3
11週 江戸時代(1) 江戸時代を理解し,郷土の歴史について考察できる。A1:3
12週 江戸時代(2) 江戸時代を理解し,郷土の歴史について考察できる。A1:3
13週 革命の時代 産業革命と環大西洋革命を理解し,現代社会を支える諸理念について考察できる。 A1:3
14週 ナショナリズムの時代 近代ヨーロッパにおける国民国家の形成について理解し,現代社会を支える諸理念について考察できる。 A1:3
15週 前期末試験 前期の内容の理解度を確認する。
16週 答案返却・解答 前期の内容の理解度を確認する。
後期
3rdQ
1週 中東の激動と植民地国家の成立 近代中東の動揺と,北米・オセアニアにおける植民地国家の成立について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
2週 近代東アジアの激動 東アジアにおける西洋の衝撃について理解し,現代日本の成り立ちについて考察できる。 A1:3
3週 帝国主義の時代 19世紀から20世紀にかけての社会や文化と,アフリカ分割や韓国併合といった植民地主義の展開について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 A1:3
4週 長い戦争 第一次世界大戦について理解し,その背景について考察できる。 A1:3
5週 戦間期の世界(1) 戦間期について理解し,第二次世界大戦へと至る過程について考察できる。 A1:3
6週 戦間期の世界(2) 戦間期について理解し,第二次世界大戦へと至る過程について考察できる。 A1:3
7週 後期中間試験 後期中間の内容の理解度を確認する。
8週 第二次世界大戦 第二次世界大戦について理解する。 A1:3
4thQ
9週 冷戦(1) 冷戦について理解する。 A1:3
10週 冷戦(2) 冷戦について理解する。A1:3
11週 冷戦(3) 冷戦について理解する。A1:3
12週 壁の崩壊 1990年代の歴史について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。A1:3
13週 2000年代の歴史 2000年代の歴史について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。A1:3
14週 私たちが生きる世界 3.11以降の現代世界について理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。A1:3
15週 後期末試験 後期の内容の理解度を確認する。
16週 答案返却・解答 後期の内容の理解度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,後14
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前9,前10
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前13,後1,後2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後7,後12
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前11,後1,後3,後9,後14

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合90100100
基礎的能力90100100
専門的能力0000
分野横断的能力0000