電気通信システムA

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気通信システムA
科目番号 3133 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子システム工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:1
教科書/教材 吉川忠久 著  「一陸特受験教室 無線工学」 東京電機大学出版局
担当教員 三河 通男

到達目標

 無線局における多重無線設備の技術操作、または操作の監督を行うことができる、第一級陸上無線技術士の資格取得を目的とする。資格試験に出題される固定局や地球局に関係した無線設備の動作原理および技術内要を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
無線工学の基礎計算無線工学の基礎に関する応用問題が解ける。無線工学の基礎に関する基本的問題が解ける。無線工学の基礎に関する問題が解けない。
レーダ・アンテナのついての原理の理解および計算レーダ・アンテナについて原理を理解し、応用問題が解ける。レーダ・アンテナについて原理を理解し、基本的な問題が解ける。レーダ・アンテナについて原理を理解しておらず、基本的な計算ができない。
電波伝搬の原理の理解および計算 電波伝搬について原理を理解し、応用問題が解ける。電波伝搬について原理を理解し、基本的な問題が解ける。電波伝搬について原理を理解しておらず、基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 無線局における多重無線設備の技術操作、または操作の監督を行うことができる第一級陸上特殊無線技士の資格取得を目標とする。資格試験に出題される固定局や地球局に関係した無線設備の動作原理、および技術内容を理解する。
授業の進め方・方法:
 必要なし知識を解説後、過去に出題された問題を中心とした演習問題を与える。配布したプリントを補完し、ノートに解く。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 直流回路 基本的な直流回路の計算ができる。D2:1,2
3週 交流回路 交流回路の計算ができる。D2:1,2
4週 交流回路 交流回路の計算ができる。D2:1,2
5週 共振回路 共振回路の基本的計算ができる。D2:1,2
6週 フィルタ フィルタの種類および原理を理解する。
7週 導波管 導波管の働きを理解する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 半導体・ダイオード・トランジスタ 半導体、ダイオードおよびトランジスタの原理が理解できる。
10週 負帰還増幅回路および利得の対数表示 負帰還増幅回路および利得の対数表示関する基本的計算ができる。D2:1,2
11週 パルス回路 波形操作回路の原理が理解できる。D2:1,2
12週 ディジタル回路 ディジタル回路の基本計算ができる。D2:1,2
13週 パルス変調方式 パルス変調方式の基本原理が理解できる。D2:1,2
14週 PCM PCMの基本原理が理解し、気計算問題が解ける。D2:1,2
15週 まとめ
16週 テスト返却・解答
後期
3rdQ
1週 レーダ
レーダの基本原理が理解できる。
2週 レーダ
レーダに関する基本的な計算ができる。D2:1,2
3週 アンテナ 線状アンテナの原理・構造が理解できる。D2:1,2
4週 アンテナ 立体構造アンテナの原理・構造が理解できる。D2:1,2
5週 アンテナ アンテナの基本計算ができる。D2:1,2
6週 電波伝搬 自由空間伝搬ついて原理が理解でき、計算ができる。D2:1,2
7週 電波伝搬 電波伝搬の諸現象について説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4前2,前3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4前2,前3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4前2,前3
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4前4
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。4前5

評価割合

試験レポートノート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010000100
基礎的能力702010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000