応用物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用物理Ⅱ
科目番号 3143 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子システム工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:1
教科書/教材 教科書: 原康夫著「物理学基礎」学術図書出版社
担当教員 清水 共

到達目標

1.振動の基礎を学び,基本的な問題を理解する。
2.波動の基礎を学び,基本的な問題を理解する。
3.反射,屈折,回折,干渉など,光学の基礎を理解する。
4.物質の波動性と粒子性,波動関数,シュレーディンガー方程式など,量子力学の基礎を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1振動・波動の基本的な問題を理解でき、説明できる。 振動・波動の基本的な問題を理解できる。振動・波動の基本的な問題を理解できない。
評価項目2反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解でき、説明できる。反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解できる。反射,屈折,回折,干渉などの光学の基礎を理解できない。
評価項目3物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解でき、説明できる。物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解できる。物質の波動性と粒子性など,量子力学の基礎を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
他の専門科目を学習する上で必要となる物理学の基礎となる振動,波動,光,電子物性を学習する。自然界の様々な現象を物理法則から論理的に理解できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業形式は講述と演習を併用する。教科書に沿った内容で授業を行うが,理解に必要な内容については,適宜補足説明する。講義で学んだことは,さらに演習により復習させ習熟度を高める。
事前学習:あらかじめ講義範囲を周知しますので予習をしておいてください。
事後学習:講義で演習課題等を課すので取り組んでください。
注意点:
試験を80 %,演習等を20 %の比率で評価する。
オフィスアワー:火曜日(放課後-17:00)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 振動:振動の基本的性質 振動に関する諸量を求めることができる。D1:1,2
2週 振動:単振動 単振動が説明できる。
3週 振動:等速円運動 等速円運動に関する計算できる。
4週 振動:いろいろな単振動 いろいろな単振動に関する計算ができる。
5週 波動:波動の基本的性質 波動に関する基本的性質が説明できる。D1:1,2
6週 波動:波動方程式 波動方程式が理解できる。
7週 波動:定在波と反射波 定在波と反射波が理解できる。
8週 前期中間試験 到達度を確認する
2ndQ
9週 答案返却・解答
光:基本的性質
光の基本的性質が理解できる。
10週 光:伝搬 ホイヘンスの原理について説明できる。
11週 光:反射と屈折 波の反射の法則について説明できる。D1:1,2
12週 光:反射と屈折 波の屈折の法則について説明できる。
13週 光:反射と屈折 光の反射角、屈折角に関する計算ができる。
14週 光:回折 波の回折について説明できる。
15週 光:偏光 光の偏向について説明できる。
16週 前期期末試験 到達度を確認する。
後期
3rdQ
1週 答案返却・解答
量子力学の基礎
量子力学の基礎が理解できる。D1:1,2
2週 量子力学:粒子性と波動性 波動性と粒子性が理解できる。
3週 原子の電子状態:ボーアモデル 原子の電子状態を求めることができる。
4週 前期量子論 前期量子論の基本的問題を計算することができる。
5週 量子力学とその応用:シュレーディンガー方程式と波動関数 シュレーディンガー方程式と波動関数の関係が理解できる。
6週 量子力学とその応用:時間と空間に依存するシュレーディンガー方程式 時間と空間に依存するシュレーディンガー方程式が理解できる。
7週 量子力学とその応用:井戸型ポテンシャル問題 井戸型ポテンシャル問題を計算することができる。
8週 学年末試験 到達度を確認する
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000