応用数学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用数学
科目番号 4122 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科(2019年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高遠節夫他著 「新 応用数学」 大日本図書
担当教員 奥山 真吾

到達目標

偏微分の応用,ベクトル解析,ラプラス変換,フーリエ解析について学ぶ。ベクトル解析においては,ガウスの発散定理およびストークスの定理を理解することを目標とする。また,ラプラス変換においては,微分方程式への応用を,フーリエ解析においては,偏微分方程式の解法やスペクトルの概念を学ぶことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応用数学の知識と技術を活用し応用的な問題が解ける応用数学の知識と技術を活用し基本的な問題が解ける応用数学の知識と技術を活用し標準的な問題が解けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
偏微分の応用,ベクトル解析,ラプラス変換,フーリエ解析について学ぶ。ベクトル解析においては,ガウスの発散定理およびストークスの定理を理解することを目標とする。また,ラプラス変換においては,微分方程式への応用を,フーリエ解析においては,偏微分方程式の解法やスペクトルの概念を学ぶことを目標とする。
授業の進め方・方法:
各学習項目ごとの内容と例題の解説を行う。定期的に,演習プリントを配布する。また,課題のレポート,小テストを課す。
注意点:
練習問題については課題とするので,各自自習しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 空間のベクトル 空間のベクトルの計算ができる。D1:2
2週 外積 ベクトルの外積が計算できる。D1:2
3週 ベクトル関数 ベクトル関数の計算ができる。D1:2
4週 曲線 曲線の長さが計算できる。D1:2
5週 曲面 曲面の面積が計算できる。D1:2
6週 勾配 スカラー場の勾配が計算できる。D1:2
7週 発散と回転 ベクトル場の発散と回転が計算できる。D1:2
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
10週 スカラー場の線積分 スカラー場の線積分が計算できる。D1:2
11週 ベクトル場の線積分 ベクトル場の線積分が計算できる。D1:2
12週 グリーンの定理 グリーンの定理を用いて計算ができる。D1:2
13週 面積分 面積分が計算できる。D1:2
14週 発散定理 発散定理を用いて計算ができる。D1:2
15週 前期期末試験
16週 試験返却と解説
後期
3rdQ
1週 ラプラス変換の定義 定義をもとにラプラス変換が計算できる。D1:2
2週 相似性と移動法則 相似性と移動法則を用いて計算できる。D1:2
3週 微分法則と積分法則 微分法則と積分法則を用いて計算できる。D1:2
4週 逆ラプラス変換 逆ラプラス変換の計算ができる。D1:2
5週 微分方程式への応用 ラプラス変換を用いて微分方程式が解ける。D1:2
6週 たたみ込み たたみ込みの計算ができる。D1:2
7週 後期中間試験
8週 試験返却と解説
4thQ
9週 周期2πの関数のフーリエ級数 周期2πの関数のフーリエ級数が計算できる。D1:2
10週 一般の周期のフーリエ級数 一般の周期のフーリエ級数が計算できる。D1:2
11週 複素フーリエ級数 複素フーリエ級数が計算できる。D1:2
12週 フーリエ変換と積分定理 積分定理とフーリエ変換を用いた計算ができる。D1:2
13週 フーリエ変換の性質と公式 フーリエ変換の性質を用いた計算ができる。D1:2
14週 スペクトル 関数のスペクトルが計算できる。D1:2
15週 後期期末試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力450000550
専門的能力450000550
分野横断的能力0000000