工業数学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工業数学
科目番号 7008 科目区分 工学基礎 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報通信工学専攻(2024年度以降入学者) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 奥山 真吾

到達目標

工学ための基礎知識・技能として,複素関数論の知識と適用能力を得ることが目標である。,基礎を身につけ,習熟する。特に,(1)初等関数(指数関数,対数関数,三角関数),(2)複素関数の微分,(3)Cauchy-Riemannの方程式,(4)Caucyの積分定理,(5)Cauchyの積分公式を理解し,応用できるようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複素関数論の応用的な問題が解ける。複素関数論の基本的な問題が解ける。複素関数論の基本的な問題が解けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
複素関数論についての基本的な事柄を理解し,具体的な問題に応用できるようになることが目標である。複素数の基本的な性質を確認した後複素関数の概念を紹介する。関数の極限と微分可能性について論じる。また,複素関数の具体例として初等関数(指数関数,対数関数,三角関数)を導入する。次いでコーシー・リーマンの関係式について学び,複素積分へと進む。最後にコーシーの積分定理とコーシーの積分表示を学ぶ。
授業の進め方・方法:
各学習項目ごとの内容と例題の解説を行う。定期的に演習プリントを配布する。
注意点:
練習問題については課題とするので各自自習しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 複素数と極形式 複素数の基本的な性質を知り,基本的な計算ができる。D1:1-3
2週 複素関数 複素関数を知り,基本的な計算ができる。D1:1-3
3週 関数の極限と微分可能性(1) 関数の極限と微分可能性の概念を知り,基本的な計算ができる。D1:1-3
4週 関数の極限と微分可能性(2) 関数の極限と微分可能性の概念を知り,応用できる。D1:1-4
5週 指数関数と三角関数(1) 指数関数と三角関数を知り,基本的な計算ができる。 D1:1-3
6週 指数関数と三角関数(2) 指数関数と三角関数を知り,応用できる。 D1:1-4
7週 コーシー・リーマンの関係式(1) Caucy-Riemannの関係式を理解し,基本的な計算ができる。 D1:1-3
8週 コーシー・リーマンの関係式(2) Caucy-Riemannの関係式を理解し,応用できる。 D1:1-4
4thQ
9週 複素積分(1) 複素積分を理解し,基本的な計算ができる。 D1:1-3
10週 複素積分(2) 複素積分を理解し,応用できる。 D1:1-4
11週 コーシーの積分定理(1) Caucyの積分定理を理解し,基本的な計算ができる。 D1:1-3
12週 コーシーの積分定理(2) Caucyの積分定理を理解し,応用する。 D1:1-4
13週 コーシーの積分表示(1) Caucyの積分表示を理解し,基本的な計算ができる。 D1:1-3
14週 コーシーの積分表示(2) Caucyの積分表示を理解し,応用できる。 D1:1-4
15週 後期期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100