工学実験・実習Ⅱ(建設環境工学コース)

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学実験・実習Ⅱ(建設環境工学コース)
科目番号 7012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻(建設環境工学コース)(2024年度以降入学者) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:星野匡男,田中久稔(2016):Rによる実証分析-回帰分析から因果分析へ-,オーム社 その他,必要に応じてプリントを配付する。
担当教員 宮崎 耕輔,林 和彦,長谷川 雄基

到達目標

1) 自ら実験・実習の準備,遂行,結果の整理を行い,報告書にまとめることができる。
2) 観測データを正確に整理・分析し,計算値との比較を行うことができる。
3) 統計データを整理分析し,考察をすることができる。
4) 口頭や報告書等を通して,第三者に使用機器,理論,結果などについて正確に説明できる。
5) 必要な情報を様々なメディアを通して得ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
統計データの多変量解析統計データの多変量解析について説明および実施ができる。統計データの多変量解析ができる。統計データの多変量解析ができない。
モルタル梁の設計・製作・載荷実験各手法の原理を理解した上で、モルタル梁の設計、製作、載荷実験ができる。モルタル梁の設計、製作、載荷実験が実施できる。モルタル梁の設計、製作、載荷実験が実施できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建設環境工学の統計処理実習や,物性・力学特性・非破壊試験分野における幾つかの実験に積極的に取組むことにより,主体性や問題解決能力などを涵養する。その過程において,実験・実習テーマに関わる基礎理論を理解し,実験値と計算値との比較検討ができる能力や,実験・実習結果をまとめ,報告書作成を通して第三者にわかり易く情報を伝達する能力を向上させる。
授業の進め方・方法:
・担当教員の指導のもと,提示した実験・実習テーマに取組む。
・実験・実習では,その準備,試験体作製,実行,データ整理,報告書作成のすべてを体験する。
・必要に応じて,参考資料や演習課題の提供を行い,理解を深める。

評価の割合は,統計データの多変量解析(33%),モルタル梁の載荷実験(67%)とする。
注意点:
原則として,報告書の作成はコンピュータ等を有効に利活用して作成すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
統計データの多変量解析(1)
統計データの多変量解析が実施できる。
2週 統計データの多変量解析(2) 統計データの多変量解析が実施できる。
3週 統計データの多変量解析(3) 統計データの多変量解析が実施できる。
4週 統計データの多変量解析(4) 統計データの多変量解析が実施できる。
5週 統計データの多変量解析(5) 統計データの多変量解析が実施できる。
6週 材料・構造パート ガイダンス
簡易RC模型の作製・載荷試験,鋼材の強度試験
鋼材の引張試験ができる。RCの基礎が理解できる。
7週 班ごとの検討会(1) 材料,設計,施工の基礎を理解して,諸条件を踏まえた設計ができる。
8週 班ごとの検討会(2)
試験練りとモルタルフロー試験
材料,設計,施工の基礎を理解して,諸条件を踏まえた設計ができる。
モルタルの試験練りとフロー試験ができる。
4thQ
9週 班ごとの検討会(3) 材料,設計,施工の基礎を理解して,諸条件を踏まえた設計ができる。
10週 構造計算(1)
手計算による構造計算
手計算による構造計算ができる。
11週 構造計算(2)
解析ソフトを使用した数値解析
解析ソフトによる数値計算ができる。
12週 配筋,練混ぜ,打込み 配筋,練混ぜ,打込みができる。
13週 社会基盤のメンテナンスに関する技術講習会 打音検査と鉄筋探査の基礎を理解し,実践できる。
14週 プレゼンテーション,載荷実験 載荷と計測ができる。
15週 実験データの考察、取り纏め 考察とレポート作成ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
統計データの多変量解析3333
載荷実験コンテスト6767