国語3

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語3
科目番号 101130 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 精選現代文B (大修館書店)
担当教員 渡辺 夏実

到達目標

1.小説を読み、自分の感想、考えを持ち、表現することができる。
2.評論文の確かな読解力を身につけ、要約文を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1評論文を正確に読解でき、適切な要約文や説得力ある意見文を書いたり発表したりできる。評論文を読解し、内容を理解できる。評論文を読解できない。
評価項目2小説を読んで、自ら感想や考えをもつことができ、さらにこれを適切に表現できる。小説を読んで、内容を理解し、感想や考えをもつことができる。小説の内容を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では現代文読解能力のさらなる充実を図るとともに、論理的に考え、表現する能力を獲得させる。また、これを通して日本語や日本文化についての教養を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教科書に準拠して、配布プリント等で補い、授業を進める。
注意点:
国語1、2より高度な現代文を読む。読解力に磨きをかけるため、主体的に授業に参加し、しっかりと考え、積極的に発言してほしい。平常点になる提出物は必ず提出すること。授業をきっかけに自身の読書の多様化を図り、読書量を増やして欲しい。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「③選択必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 小説 山月記(中島敦)  2
2週 小説 山月記(中島敦)  2
3週 小説 山月記(中島敦)  2
4週 小説 山月記(中島敦)  2
5週 小説 山月記(中島敦)  2
6週 小説 山月記(中島敦)  2
7週 中間試験 2
8週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行)
2ndQ
9週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行) 1
10週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行) 1
11週 評論 科学の現在を問う(村上陽一郎) 1
12週 評論 科学の現在を問う(村上陽一郎) 1
13週 評論 科学の現在を問う(村上陽一郎) 1
14週 評論 科学の現在を問う(村上陽一郎) 1
15週 期末試験 1
16週 試験返却
後期
3rdQ
1週 評論 人を指す言葉(鈴木孝夫) 1
2週 評論 人を指す言葉(鈴木孝夫) 1
3週 評論 人を指す言葉(鈴木孝夫) 1
4週 小説 美神(三島由紀夫) 2
5週 小説 美神(三島由紀夫) 2
6週 小説 美神(三島由紀夫) 2
7週 中間試験 2
8週 評論 「である」ことと「する」こと(丸山真男)
4thQ
9週 評論 「である」ことと「する」こと(丸山真男) 1
10週 評論 「である」ことと「する」こと(丸山真男) 1
11週 評論 「である」ことと「する」こと(丸山真男) 1
12週 評論 「である」ことと「する」こと(丸山真男) 1
13週 小説 待つ(太宰治) 1
14週 小説 待つ(太宰治) 2
15週 期末試験 2
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前1,前2,後1,後2,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,後4,後5,後6
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後9,後10,後11,後12,後13
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前1,前2,後9
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前3,前4,前5,前6,前7,後4,後5
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3後4,後5,後6
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前11,前12,前13,前14,前15,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後1,後2,後3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後1,後2,後3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000