リベラルアーツ演習

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 リベラルアーツ演習
科目番号 101910 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自分ごとからはじめよう SDGs探求ワークブック~旅して学ぶ、サスティナブルな考え方~
担当教員 今城 英二,野田 善弘,福光 優一郎,平田 隆一郎,濱井 潤也

到達目標

目的:
本科目では、SDGsを題材に学生のグローバルマインドを育む授業を行う。
「グローバルマインド」とは、世界中どこでも誰とでも仕事の成果を残すことができる人が持つ、特徴的な行動や思考のことを指す。
到達目標:
社会の様々な問題を意識し、他者と意見を交換し、世界の問題を自分事として主体的に考えられる力が身に付く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1他者の意見を尊重しながら、自分の意見を伝えることができる。他者の意見を尊重しながら、自分の意見を伝えることができる。他者の意見を尊重できない。
評価項目2社会の問題を意識し、自分事として考えられる主体的な学びの姿勢を身に付けている。社会の問題を意識できる。社会の問題を意識できない。

学科の到達目標項目との関係

問題解決能力 (C) 説明 閉じる
教養 (D) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる
社会性 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
SDGsの理念は「だれ一人取り残されない」ことであり、達成のための具体策については必ずしも「答え」が示されていません。そのため、我々一人ひとりが社会の中の様々な問題に「気づき、考え、行動する」ことが求められます。
明確な答えのない問題を他者と協力しながら取り組むことで、「問題解決能力」や「コミュニケーション能力」を伸ばし、人と人とのつながりの中でしなやかに生き抜く人材を育てることを目指します。
授業の進め方・方法:
まず、本科目と一般教養科目を学ぶ意義について考えます。また、外部講師を招きメンタルヘルスのスキルを学びながら、コミュニケーション能力の向上を図ります。
そして、少人数のグループで、SDGsを題材に世界と日本とのつながりについて「調べ、話し合い、発表する」という学生参加型の授業を行います。
評価は、授業のふりかえりシートなどの提出物と小テスト、プレゼンテーションなどの成果物で行います。
注意点:
「グローバルマインド」を身に付けるためには、まず自己と他者の違いを認めることが必要です。次に、自分と異なる意見に耳を傾けることで、より客観的な広い視野で物事を捉えることができます。そして、自分の意見を相手にしっかり伝える必要があります。
この過程は傾聴やアサーションなどメンタルヘルスのスキルと類似点が多いため、その手法を活用します。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本科目について学ぼう。 1,2
2週 SDGsについて学ぼう。 1,2
3週 「コミュニケーション」について考えよう。 1,2
4週 「国語」を学ぶ意義を考えよう。 1,2
5週 「社会」を学ぶ意義を考えよう。 1,2
6週 「外国語」を学ぶ意義を考えよう。 1,2
7週 中間試験期間
8週 「グルーバルマインド」について考えよう。 1,2
2ndQ
9週 世界の問題を話し合おう。 1,2
10週 世界の問題を話し合おう。 1,2
11週 成果をみんなに発表しよう。 1,2
12週 世界の問題を自分ごとにしよう。 1,2
13週 世界の問題を自分ごとにしよう。 1,2
14週 異文化にふれよう。 1,2
15週 期末試験期間
16週 成果をみんなに発表しよう。 1,2

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
英語英語運用能力の基礎固め母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
社会現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の意見を聞き合意形成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
合意形成のために会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16

評価割合

成果物提出物小テスト合計
総合評価割合404020100
基礎的能力0000
専門的能力0000
分野横断的能力404020100