国語特講

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語特講
科目番号 104110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 森長 新

到達目標

1. 文学作品を正しく理解し、学んだ知識を論理的に表現する。
2. 文学作品について、解説文を作成する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学作品を正しく理解し、学 んだ知識を論理的に表現できる。文学作品を理解できる。文学作品を理解できない。
評価項目2文学作品について解説文を作成することができる。文学作品について説明できる。文学作品について説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本上代文学から近現代文学までをあつかう。各テーマにそって近現代の文学作品から近世、中古、そして上代の作品へと文学史をさかのぼるかたちで、解説する。
生物応用化学科は選択必修科目です。
授業の進め方・方法:
必要があれば、事前に学習する内容を指示する。古文が中心になります。古典文法などこれまで学んだ内容を確認しておくこと。
注意点:
レポートの課題を課すので、必ず提出すること。受け身にならず、積極的に授業に参加してほしい。どんどん質問してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「桜」の文学-日本人はなぜ花見をするのか-(1) 1
2週 「桜」の文学-日本人はなぜ花見をするのか-(2) 1
3週 「桜」の文学-日本人はなぜ花見をするのか-(3) 1
4週 「花嫁」の文学-なぜ「花嫁」というのか-(1) 1
5週 「花嫁」の文学-なぜ「花嫁」というのか-(2) 1
6週 「誕生」の文学-万葉集にはなぜ子供の誕生を喜ぶ歌がないのか-(1) 1
7週 「誕生」の文学-万葉集にはなぜ子供の誕生を喜ぶ歌がないのか-(2) 1
8週 中間試験 1,2
2ndQ
9週 「雨」の文学-なぜ長崎は今日も雨なのか-(1) 1
10週 「雨」の文学-なぜ長崎は今日も雨なのか-(2) 1
11週 「雨」の文学-なぜ長崎は今日も雨なのか-(3) 1
12週 「雨」の文学-なぜ長崎は今日も雨なのか-(4) 1
13週 「風の音」の文学-風の中から聞こえてくるモノ-(1) 1
14週 「風の音」の文学-風の中から聞こえてくるモノ-(2) 1
15週 「風の音」の文学-風の中から聞こえてくるモノ-(3) 1
16週 期末試験 1,2
後期
3rdQ
1週 「愛」と「恋」と「死」の文学(1) 1
2週 「愛」と「恋」と「死」の文学(2) 1
3週 「愛」と「恋」と「死」の文学(3) 1
4週 「愛」と「恋」と「死」の文学(4) 1
5週 「親と子」の文学―「親が死に、子供が死んで、孫が死ぬ」―(1) 1
6週 「親と子」の文学―「親が死に、子供が死んで、孫が死ぬ」―(2) 1
7週 「親と子」の文学―「親が死に、子供が死んで、孫が死ぬ」―(3) 1
8週 中間試験 1,2
4thQ
9週 「占い」の文学-運命を創るということ-(1) 1
10週 「占い」の文学-運命を創るということ-(2) 1
11週 「占い」の文学-運命を創るということ-(3) 1
12週 「雪」の文学-夏に降る雪-(1) 1
13週 「雪」の文学-夏に降る雪-(2) 1
14週 「雪」の文学-夏に降る雪-(3) 1
15週 「雪」の文学-夏に降る雪-(4) 1
16週 期末試験 1,2

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000