到達目標
1. ユニバーサルデザインが社会に及ぼす影響(バリアバリュー)を理解し、説明できること
2. 人間の特性・生理学的な原理を知り、ヒューマンエラーについて理解し、説明できること
3. モノの形状や作業環境によって発揮できるパフォーマンスに影響を及ぼすことを理解し、説明できること
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ユニバーサルデザインが社会に及ぼす影響を理解し、応用(改善)できる | ユニバーサルデザインの7原則を理解している | ユニバーサルデザインの7原則を理解できない |
評価項目2 | 人間の特性・生理学的を知り、ヒューマンエラーについて理解し、応用(アイデアの創成)ができる | 人間の特性・生理学的を知り、ヒューマンエラーについて理解し、説明できる | 人間の特性・生理学的を知り、ヒューマンエラーについて理解できない |
評価項目3 | モノの形状や作業環境によって人体に及ぼす影響が異なることを説明でき、応用(改善)ができる | モノの形状や作業環境によって人体に及ぼす影響が異なることを理解し、説明できる | モノの形状や作業環境によって人体に及ぼす影響が異なることを理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地域社会(まち、製品、工場など)におけるバリアフリーを考慮したものや人間特性(人間工学的)に配慮されたものについて、低学年で学ぶことで、これからの専門知識を学びながら応用(広い視野での考察)ができるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は講義とグループ討論を並行して進め、テストとレポート課題を課し、理解の程度を確認する。
注意点:
世の中には、多くの配慮(ユニバーサルデザイン・バリアフリー)が施されている。それらを授業通じて学んだのちは、多様な人々とのかかわりを出前講座など課外活動で体験し、バリアバリューを見つけ、使う人、購入する人、操作する人などへの配慮をしたモノづくり力を身につけてほしい。
本科目の区分
Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概要・評価方法などの説明・人間工学とは |
2
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2週 |
ユニバーサルデザイン・バリアフリーの違い |
1
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3週 |
ノーマライゼーション・ユニバーサルマナー |
1
|
4週 |
グッドデザインとユニバーサルデザイン |
1,3
|
5週 |
視覚(錯視、色覚)、身体・運動機能(生理学的) |
2
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6週 |
聴覚(障害・支援機器) |
2
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7週 |
高齢・障碍者の特性 |
2,3
|
8週 |
共用品のいろいろ |
1
|
4thQ |
9週 |
日常における福祉機器 |
2,3
|
10週 |
移動・移乗機器 |
2,3
|
11週 |
マンーマシンインターフェイス |
3
|
12週 |
ヒューマンエラー |
3
|
13週 |
疲労測定法 |
2
|
14週 |
姿勢とパフォーマンス |
3
|
15週 |
職場環境が及ぼす影響 |
3
|
16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 2 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 2 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |