機械製図2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械製図2
科目番号 110209 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 初心者のための機械製図 第5版:藤本元・御牧拓郎 監修(森北出版)/機械設計製図便覧 第11版:大西清 著(理工学社)参考書
担当教員 松田 雄二

到達目標

1.機械要素の略図を描くことができる
2.複数の機械要素からなる組立図を仕上げることができる
3.加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解し、記述できる
4.第三者が見て、製作できる加工図面を描くことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械要素の略図法を理解し教科書を見ないでも描くことができる。機械要素の略図法を理解しているが 時々教科書を見て描くことができる。機械要素の略図法を理解していないので 描くことができない。
評価項目3加工図面を仕上げるために必要なJISの規格を理解し、「図示」や「寸法」を見やすく 解りやすく 加工製図を描くことができる。加工図面を仕上げるために必要なJISの規格を理解し、「図示」や「寸法」を記入しているが 数点加工誤りを起こしそうな製図になっている。加工図面を仕上げるために必要なJISの規格を理解できていない。
評価項目4第三者が見て、製作・評価できる加工図面を計画通りに描くことができる。第三者が見て、製作・評価できる加工図面を描くことができる。第三者が見て、製作・評価できる加工図面を描くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械製作のなかで 働きや形状が類似し目的が共通している 「よく使われるな機械要素(要素部品)」がある。
これらの図示方法を修得しながら 加工部品と組み合わされた「組立図」を作成することを目標とする。
要素部品には、十分に機能を発揮させるために 取付ける加工部分に 「サイズ公差」や「表面性状」、「幾何公差」「熱処理」等 要求仕様が発生する。これらを理解して必要で十分な指示(過剰な指示内容にならない) を作図演習を通じて学ぶ。
授業の進め方・方法:
演習課題に基づき 製図機械・製図器具を使った手書きの図面を描きながら、機械製図の描き方や機械製作に関する知識を実践的に習得し、「設計要求事項」にあった「設計指示の過不足」を自己チェックできるよう学習する。
注意点:

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「①必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基本課題図面1ー1、製図に関する知識1
1,2
2週 基本課題図面1-2、製図に関する知識2 1,2
3週 基本課題図面1-3、製図に関する知識3 1,2
4週 基本課題図面2-1、製図に関する知識4 1,2
5週 基本課題図面2-2、製図に関する知識5 1,2
6週 基本課題図面2-3、製図に関する知識6 1,2
7週 中間試験
8週 基本課題図面3-1、製図に関する知識7
1,2、3、4
2ndQ
9週 基本課題図面3-2、製図に関する知識8 1,2、3、4
10週 基本課題図面3-3、製図に関する知識9 1,2、3、4
11週 基本課題図面4-1、製図に関する知識10 1,2、3、4
12週 基本課題図面4-2、製図に関する知識11 1,2、3、4
13週 基本課題図面4-3、製図に関する知識12 1,2、3、4
14週 基本課題図面4-4、製図に関する知識13 1,2、3、4
15週 期末試験
16週 前期まとめ、製図に関する知識14 1,2、3、4
後期
3rdQ
1週 機械要素課題図面1-1、製図に関する知識15 1,2、3、4、5
2週 機械要素課題図面1-2、製図に関する知識16 1,2、3、4、5
3週 機械要素課題図面1-3、製図に関する知識17 1,2、3、4、5
4週 機械要素課題図面2-1、製図に関する知識18 1,2、3、4、5
5週 機械要素課題図面2-2、製図に関する知識19 1,2、3、4、5
6週 機械要素課題図面2-3、製図に関する知識20 1,2、3、4、5
7週 中間試験
8週 機械要素課題図面3-1、製図に関する知識21 1,2、3、4、5
4thQ
9週 機械要素課題図面3-2、製図に関する知識22 1,2、3、4、5
10週 機械要素課題図面3-3、製図に関する知識23 1,2、3、4、5
11週 機械要素課題図面4-1、製図に関する知識24 1,2、3、4、5
12週 機械要素課題図面4-2、製図に関する知識25 1,2、3、4、5
13週 機械要素課題図面4-3、製図に関する知識26 1,2、3、4、5
14週 機械要素課題図面4-4、製図に関する知識27 1,2、3、4、5
15週 期末試験
16週 まとめ
1,2、3、4、5

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野設計製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。4
機械設計標準規格の意義を説明できる。4
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
標準規格を機械設計に適用できる。4
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。4
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。2
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。2
軸の種類と用途を理解し、適用できる。4
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。2

評価割合

試験図面取り組み合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000