メカトロニクス基礎

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 メカトロニクス基礎
科目番号 110303 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい制御の本」 門田和雄著 (日刊工業新聞社)
担当教員 粂野 紘範

到達目標

1.制御システムの基本的な構成が理解できる
2.フィードバック制御の基本的な概念が理解できる
3.フィードフォワード制御の基本的な概念が理解できる
4.サーボ機構の基本的な概念が理解できる
5.プロセス制御システムの基本的な概念が理解できる
6.シーケンス制御が理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1制御システムの構成が理解できる制御システムの基本的な構成が理解できる制御システムが理解できていない
評価項目2フィードバック制御が理解できるフィードバック制御の基本的な概念が理解できるフィードバック制御が理解できていない
評価項目3フィードフォワード制御が理解できるフィードフォワード制御の基本的な概念が理解できるフィードフォワード制御が理解できていない
評価項目4サーボ機構システムが理解できるサーボ機構システムの基本的な概念が理解できるサーボ機構システムが理解できていない
評価項目5プロセス制御システムが理解できるプロセス制御システムの基本的な概念が理解できるプロセス制御システムが理解できていない
評価項目6シーケンス制御が理解できるシーケンス制御が基本的な概念が理解できるシーケンス制御が理解できていない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
メカトロニクス制御の全体像を概観するとともに,その中で主要な役割を担っている自動制御の種類と考え方について前半で解説する.後半では工場自動化(FA)の中心的な技術であるシーケンス制御を中心に取り上げる.
授業の進め方・方法:
「板書による講義形式で行う」
注意点:
本講義では,自動制御の概念を理解してもらうことに重点を置いています.産業での制御技術の適用事例については,参考書に挙げた書籍を通読することを薦めます.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 制御システムの基本的な構成 1
2週 フィードバック制御 2
3週 フィードフォワード制御 3
4週 サーボ機構1 4
5週 サーボ機構2 4
6週 プロセス制御1 5
7週 プロセス制御2 5
8週 中間試験
4thQ
9週 シーケンス制御 6
10週 PLC 6
11週 シーケンス図とラダー図 6
12週 論理回路 6
13週 タイマとカウンタ 6
14週 古典制御と現代制御
15週 その他の制御の紹介
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御自動制御の定義と種類を説明できる。3
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。3
基本的な関数のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる。2
ラプラス変換と逆ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。2
伝達関数を説明できる。2
ブロック線図を用いて制御系を表現できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000