電気工学概論1

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気工学概論1
科目番号 110410 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 精選電気基礎 実教出版
担当教員 粂野 紘範

到達目標

1.直流回路の基礎的な計算ができること。
2.簡単な磁界の計算ができること。
3.電磁力の大きさを計算し、その向きを説明できること。
4.電磁誘導現象を説明できること。
5.静電気による電界の大きさを計算し、その向きを説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流回路の基礎的な計算ができる直流回路を理解できている直流回路を理解できていない
評価項目2簡単な磁界の計算ができる磁界を理解できている磁界が理解できていない
評価項目3電磁力の大きさを計算し、その向きを説明できる電磁力を理解できている 電磁力を理解できていない
評価項目4電磁誘導現象を説明できる電磁誘導現象を理解している電磁誘導現象を理解できていない
評価項目5静電気による電界の大きさを計算し、その向きを説明できる静電気による電界を表現できる静電気・電界を理解できていない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気工学の基礎知識である電気・磁気に関する諸量と単位を理解し、それらの説明や簡単な計算ができること。
授業の進め方・方法:
注意点:
機械工学科の学生にとって、今や電気工学は不可欠な知識になっている。電気と磁気に関する基礎的事項を、演習問題に接して理解するよう努めていただきたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 直流回路の電流と電圧 1
2週 オームの法則 1
3週 抵抗の直列接続 1
4週 臨時試験 1
5週 キルヒホッフの法則 1
6週 直流回路の計算 1
7週 演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 ジュール熱、電力と電力量 1
10週 抵抗率、導電率、抵抗の温度係数 1
11週 電流と磁界 2
12週 磁束と磁束密度 2
13週 ビオ・サバールの法則 2
14週 アンペアの周回路の法則 2
15週 直線電流、コイルによる磁界 2,3
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 磁界中の電流に働く力 3
2週 電流相互間に働く力 3
3週 磁気回路 3
4週 磁化曲線と磁気ヒステリシス 3
5週 電磁誘導現象 4
6週 レンツの法則、ファラデーの法則 4
7週 演習
8週 中間試験
4thQ
9週 コイルに生じる誘導起電力 4
10週 直線導体に生じる誘導起電力 4
11週 自己インダクタンス 4
12週 相互インダクタンス 4
13週 コイルのエネルギー 4
14週 静電気と静電力 5
15週 電界と電気力線 5
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
電場・電位について説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3
ジュール熱や電力を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力400000040
専門的能力4000002060
分野横断的能力0000000