工学実験1

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工学実験1
科目番号 110415 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 工学実験1テキスト(1・2・3サイクル別冊)  (新居浜高専・機械工学科)
担当教員 吉川 貴士,谷口 佳文,松田 雄二,平田 傑之,谷脇 充浩,越智 真治,今西 望 ,粂野 紘範,岡田 久夫

到達目標

1.グループで協力して実験準備および機器の操作が正しく遂行できること。
2.実験データを記録・整理し、グラフや表にまとめることができること。
3.実験データを理論と実際を比較しながら考察できること。
4.実験準備、実験結果、考察までを論理立ててレポートにまとめられること。
5.実験内容について口頭あるいは筆記でもって簡単に説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1協力して実験準備および機器の操作が正しく遂行できる。協力して実験準備および機器の操作ができる。実験準備・機器の操作を正しく遂行できない。
評価項目2実験データを記録・整理し、グラフや表にまとめることができる。実験データを記録・整理することができる。実験データを記録・整理することができない。
評価項目3理論と実験結果を比較・考察することができる。実験結果を考察することができる。理論と実験結果を比較・考察することができない。
評価項目4実験準備、実験結果、考察までを論理立ててレポートにまとめることができる。事件結果をレポートにまとめることができる。レポートをまとめることができない。
評価項目5実験内容についてよく理解し、簡単に説明することができる。実験内容について、簡単に説明することができる。実験内容について、理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

問題解決能力 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学に関する実験を通して現象を体験し、深く理解するとともに、実験データの整理法や報告書作成法に習熟することを目標とする。また、種々の器具、装置の取扱い方を習得することも目標とする。
授業の進め方・方法:
班に分けれて、各教員が担当する実験テーマを順番に実施していき、最後に理解度をチェックする試験を行う。この工程を前期後期合わせて3週行う。
実験終了後は実験内容をまとめたレポートを作成し、各担当教員に提出すること。レポートがきちんと提出されない場合は単位を認められない。
配点:
各テーマについて評価点を予習30%、レポート70%とする。また、各サイクル終了後に実施する全テーマまとめテスト100%とし、すべてのテーマの評価点とテスト点を平均したものを総合評価とする。[評価]=[21部のレポート87.5%]+[3回のまとめテスト12.5%]。
注意点:
服装は安全性と機能性から作業服・安全靴を着用することが望ましい。
配付する「実験の留意事項」には評価方法等の重要事項が記載されているので熟読してください。
また、テキストの予習として各担当の先生の指示にしたがい実験目的・実験方法・図表などを清書し、実験前に提出してチェックを受けましょう。
原則として欠席者には補講は行わないので注意して下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験説明会(レポートの書き方指導)
2週 実験1回目(1サイクル目開始)
3週 実験2回目
4週 実験3回目
5週 実験4回目
6週 実験5回目
7週 実験6回目
8週 実験7回目
2ndQ
9週 レポート整理日
10週 1サイクル目小テスト
11週 実験8回目(2サイクル目開始)
12週 実験9回目
13週 実験10回目
14週 実験11回目
15週 実験12回目
16週 実験13回目
後期
3rdQ
1週 実験14回目
2週 レポート整理日
3週 2サイクル目小テスト
4週 実験15回目(3サイクル目開始)
5週 実験16回目
6週 実験17回目
7週 実験18回目
8週 実験19回目
4thQ
9週 実験20回目
10週 実験21回目
11週 レポート整理日
12週 3サイクル目小テスト
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
熱に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電磁気に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電子・原子に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4前1,前11,後4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4前1,前11,後4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12

評価割合

小テストレポート合計
総合評価割合000
基礎的能力000
専門的能力12.587.50
分野横断的能力000