技術者倫理

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 110520 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 はじめての工学倫理 第3版 斎藤了文、坂下浩司編(昭和堂)/第二版 大学講義技術者の倫理入門 杉本泰治、高城重厚著(丸善)、実践的工学倫理 中村収三著(化学同人)、技術者倫理の世界 藤本温編(森北出版)、技術者倫理入門 谷垣昌敬 監修、吉村忠与志、戸島貴代志著(オーム社)、はじめての工学倫理 初版 斎藤了文、坂下浩司編(昭和堂)
担当教員 平田 傑之,内藤 出,城戸 隆,松原 靖廣,濱井 潤也,大村 聡

到達目標

1. 技術的解決の結果が、社会や自然に与える影響の範囲と大きさを理解できる
2. 技術者としての意思決定の際に、セブンステップガイド法などを用いて判断できる
3. リスクマネージメントの基本を理解できる
4. 技術者として倫理規定に基づいた判断ができる
5. 製造物に対する技術者の責任の基本的概念を理解できる
6. 組織の中のエンジニアとしてすべきことを考えることができる
7. 技術者として知的財産権(特に特許権と著作権)の必要性を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術的解決の結果が、社会や自然に与える影響の範囲と大きさを理解し、自らの工学分野に適用して考えることができる技術的解決の結果が、社会や自然に与える影響の範囲と大きさを一般論として説明できる技術的解決の結果が、社会や自然に与える影響の範囲と大きさを一般論として説明できない
評価項目2技術者として意思決定の際に、セブンステップガイド法などを用いて判断できる。技術者として意思決定の際に使用するセブンステップガイド法などを説明できる技術者として意思決定の際に使用するセブンステップガイド法などを説明できない
評価項目3リスクマネージメントの基本を理解し、自らの工学分野に適用して考えることができるリスクマネージメントの基本を説明できるリスクマネージメントの基本を説明できない
評価項目4技術者として倫理規定に基づいた判断ができる技術者として必要な倫理規定を説明できる技術者として必要な倫理規定を説明できない
評価項目5製造物に対する技術者の責任の基本的概念を理解し、自らの工学分野に適用して考えることができる製造物に対する技術者の責任の基本的概念を説明できる製造物に対する技術者の責任の基本的概念を説明できない
評価項目6組織の中のエンジニアとしてすべきことを考え、その中で適切な考えを選択することができる組織の中のエンジニアとしてすべきことを考えることができる組織の中のエンジニアとしてすべきことを考えることができない
評価項目7技術者として知的財産権(特に特許権と著作権)の必要性を理解し、自らの工学分野に適用して考えることができる技術者として知的財産権(特に特許権と著作権)の必要性を説明できる技術者として知的財産権(特に特許権と著作権)の必要性を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
科学技術の進歩に伴い、技術者の判断が社会や環境に与える影響について知り、技術者としての解決策の提案および実行を行わなければならないことを理解する。また、その解決策を選択するための価値(判断)について学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に、様々な事例を紹介しながら、説明や討論を交えて授業を進める。毎回課題を与える。
注意点:
技術者の意思決定にはこのような倫理的側面がつきまとうことを理解し、広い視野を持つことと自分で考えることの必要性を認識して、自学(レポート作成)には多方面からの情報をもとに判断すること。
本科目は、学修単位科目であるので、(45時間-講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間-講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「①必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 序論(なぜ技術者倫理か?) 1
2週 工学の倫理概念について(倫理問題の解決法) 2
3週 応用倫理(環境倫理と工学倫理) 1
4週 リスク・マネージメント 3
5週 セクシャル・ハラスメント 4
6週 安全性と設計 4,5
7週 企業秘密
6
8週 倫理規定
4
4thQ
9週 工程管理 3,4,6
10週 知的財産権 7
11週 Profession(技術者)としての責任 1,2,3,4,5,6,7,
12週 製造物責任法 5
13週 企業の社会的責任 1
14週 技術者と組織の対立 4,6
15週 内部告発の是非 1,4,6
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力00
分野横断的能力100100