概要:
宇宙から見た地球環境とは何か、人類と生態系との関係、利便性の追求と公害の発生、エネルギー問題、環境政策を具体例を参考にしながら学ぶ。さらに未来に向けて人類はどう対処すべきか考察する能力を涵養する。
授業の進め方・方法:
履修上の注意として現代の我々の生活はエネルギーを大量消費することにより成り立っています。熱力学的に考えると、このままでは近い将来現在のエネルギー大量消費生活が破綻することは明らかです。自分たちの置かれている立場を理解し、持続可能な社会とは何かを考え、自ら積極的に行動する社会人となってほしい。 事前学習・自己学習および
関連科目として熱力学とエネルギーを扱う「物理1・2」および無機・有機の化学物質を学ぶ「化学1・2」の基礎知識に関連しています。授業前に教科書・参考書・ネットなどで各題目・項目について読んで予習すること。
注意点:
この科目は学修単位科目であるので、(90時間-講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間-講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題が指定期限までに提出される場合に限り単位取得の受験資格が認められる。 期末試験100%(学修単位科目:課題レポートの提出数が3/4以上(10回以上/13回出題)の者は受験資格あり)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 4 | |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 4 | |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 4 | |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 4 | |
マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 4 | |
地震の発生と断層運動について説明できる。 | 4 | |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 4 | |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 4 | |
地球上の生物の多様性について説明できる。 | 4 | |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 4 | |
生物に共通する性質について説明できる。 | 4 | |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 4 | |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 4 | |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 4 | |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 4 | |
森林の階層構造を理解し、森林・草原・荒原の違いについて理解している。 | 4 | |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 4 | |
世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 4 | |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 4 | |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 4 | |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 4 | |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 4 | |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 4 | |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 4 | |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 4 | |
専門的能力 | 専門的能力の実質化 | 共同教育 | 共同教育 | クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。 | 4 | |
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。 | 4 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。 | 4 | |
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。 | 4 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。 | 4 | |
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。 | 4 | |
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。 | 4 | |