国語2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語2
科目番号 101120 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:2
教科書/教材 新編 国語総合 言葉の世界へ(教育出版)/国語要覧 (大修館書店)、ジャンプアップ高校漢字問題集[改訂版]  (東京書籍)
担当教員 森長 新,野田 善弘,石川 美千子

到達目標

1. 評論文の確かな読解力を身につけ、論理的で客観的に表現する。
2. 近現代の文学作品に関する基礎的な知識を身につけ、感想を表現する。
3. 古文の文法的な知識、読解方法を身につけ、内容を正確に理解する。
4. 漢文訓読の知識、読解方法を身につけ、内容を正確に理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1内容を正確に理解し、自分の考えを論理的に表現できる。内容を理解できる。内容を理解できない。
評価項目2内容を正確に理解し、自分の感想を表現できる。内容を理解できる。内容を理解できない。
評価項目3内容を正確に読み取り、現代語訳することができる。文法事項を理解し、内容を読み取ることができる。音読することができる。
評価項目4内容を正確に読み取り、現代語訳することができる。書き下し文を書くことができる。音読することができる。

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
あらゆるジャンル、あらゆる時代の優れた文章を読み、読解力を向上させ、自分の考えを論理的にまとめ、発表する力を養い、さらに書く力(表現力)をも養うことを目標とする。同時に日本と中国の古典、近現代の作品に触れることで思考力を向上させ、豊かな感性を育み、自ら進んで文学作品に接する気持ちを高める。
授業の進め方・方法:
国語1の内容を継続し、読解力や表現力のさらなる向上を目指し、古典の豊かな世界を鑑賞するように努める。授業の前には必ず教科書に目を通しておくなど、予習をしてほしい。夏休みには読書感想文を課す。
注意点:
漢字テストや提出物等は、平常点に組み込むので、しっかりとりくんでほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 評論(一)「ボランティアの報酬」
古典「和歌と俳諧」
1,3
2週 評論(一)「ボランティアの報酬」
古典「和歌と俳諧」
1,3
3週 評論(一)「ボランティアの報酬」
古典「和歌と俳諧」
1,3
4週 評論(一)「ボランティアの報酬」
古典「唐詩」
1,4
5週 小説(一)「雨傘」
古典「唐詩」
2,4
6週 小説(一)「雨傘」
古典「唐詩」
2,4
7週 表現 「ディベートをしよう」
古典「唐詩」
1,4
8週 中間試験
2ndQ
9週 評論(二)「治具」
古典「竹取物語」
1,3
10週 評論(二)「治具」
古典「竹取物語」
1,3
11週 評論(二)「治具」
古典「伊勢物語」
1,3
12週 評論(二)「治具」
古典「伊勢物語」
1,3
13週 表現 「小論文を書こう」
古典「伊勢物語」
1,3
14週 俳句短歌 「折々のうた」
古典「論語」
2,4
15週 短歌俳句 「折々のうた」
古典「老子と荘子」
2,4
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 短歌俳句 「作品」 2
2週 短歌俳句 「作品」 2
3週 表現 「詩歌を作って作品集にしよう」 2
4週 小説(二)「猿ヶ島」 2
5週 小説(二)「猿ヶ島」 2
6週 小説(二)「猿ヶ島」 2
7週 小説(二)「猿ヶ島」 2
8週 中間試験
4thQ
9週 評論(三)「身体の想像力」 1
10週 評論(三)「身体の想像力」 1
11週 評論(三)「身体の想像力」 1
12週 評論(三)「身体の想像力」 1
13週 小説(三)「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」 2
14週 小説(三)「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」 2
15週 表現 「会議と話し合いの技法」 1
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000