科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地理
科目番号 101220 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高等学校 新地理A 荒井良雄他著(帝国書院)/地図帳 新詳高等地図(帝国書院)、高等学校 新地理Aノート 新課程用 (帝国書院)
担当教員 佐光 正志

到達目標

1. 地球という球体を平面に描く地図の各種の図法と、国土地理院発行の地形図に関する知識をつけ、読図能力を高める。データを地図に描く統計地図を読み取る能力を高める。
2. 地形・気候などの自然環境が生活・文化に影響を与え,各地域独特の特色を形作っていることを認識する。
3. 日本の自然環境と災害について認識を深め、防災に関する知識と関心を高める。
4. 地球規模に拡大した課題の成り立ちと、身近な地域(アジア・日本・生活地域)の課題に気づき、問題解決のための知識とその方策について、日常生活との関連をふまえて考察する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1経緯度・時差・地図の知識を使った対蹠点・時差の計算、各図法の長所・短所の把握、地形図図法を使った略地図の作成等の応用力がある経緯度の概念、経度と時差の関係、各図法による方位・距離・形の差異、地形図に関する基本的事項を理解している経緯度の概念、経度と時差の関係、各図法による方位・距離・形の差異、地形図に関する基本的事項が理解できていない
到達目標2地形の形成や気候区の設定と、地球の内的・外的営力との因果関係が把握できており、人間生活との関連が理解できている地形の形成や気候区の設定の基本的メカニズムを理解し、用語や具体的位置を把握している地形の形成や気候区の設定の基本的メカニズムの理解や、用語・具体的位置関係の把握が不十分である
到達目標3日本の自然環境の特徴と、自然災害との関連が理解できており、起こりうる災害に関する防災意識も高い日本の自然環境の特徴と、各種の自然災害に関する基本的事項を理解している日本の自然環境の特徴と、各種の自然災害に関する基本的事項が理解できていない
到達目標4人種・宗教・食料・鉱業など世界各地に起こる紛争や、世界規模の環境問題の知識をもち、地域性や歴史的背景に関心を示し、国際社会の変化をふまえて考察できる人種・宗教・食料・鉱業など世界各地に起こる紛争や、世界規模の環境問題に関心をもち、基本的事項を理解している人種・宗教・食料・鉱業など世界各地に起こる紛争や、世界規模の環境問題に関心が低く、基本的事項が理解できていない

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地球儀や地図から現代社会の姿をとらえ、世界の諸地域の特色を形作った環境条件を理解する。世界の諸地域の生活・文化の特色と各地域間の違いを認識することで、地理的なものの見方や考え方を身につける。
授業の進め方・方法:
講義形式にて行う。
注意点:
地理科目はその科目の特徴によって、現在の地球上の状態(出来事)も教材ですから、各種メディアからの「地理的情報」にも関心をもって注目して下さい

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球上の位置と経緯度 1
2週 時差と生活 1
3週 各種図法 1
4週 地形図 1
5週 読図 1
6週 略地図と統計地図 1
7週 世界を結ぶ交通・通信 1, 4
8週 中間試験 1, 4
2ndQ
9週 世界の大地形と人々の生活 2
10週 山地と人々の生活 2
11週 平野と人々の生活 2
12週 海岸地形と人々の生活 2
13週 特殊地形と人々の生活 2
14週 海洋と陸水 2
15週 まとめ 2
16週 期末試験 2
後期
3rdQ
1週 気候要素 2
2週 気候区分 2
3週 熱帯・乾燥帯の気候と人々の生活 2, 4
4週 温帯の気候と人々の生活 2, 4
5週 冷帯・寒帯の気候と人々の生活 2, 4
6週 世界の環境問題1 2, 4
7週 世界の環境問題2 2, 4
8週 中間試験 2, 4
4thQ
9週 日本の自然環境 3
10週 自然災害と防災1 3
11週 自然災害と防災2 3
12週 世界の諸地域の姿と課題1 4
13週 世界の諸地域の姿と課題2 4
14週 世界の諸地域の姿と課題3 4
15週 まとめ 3, 4
16週 期末試験 3

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
地歴・公民今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000