電気情報実習A

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気情報実習A
科目番号 121108 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 作る・できる/基礎入門 電子工作の素 後閑 哲也 (著)
担当教員 横山 隆志

到達目標

1.電子工作に必要な道具の名前と使用法を習得する。
2.簡単な電気回路の接続ができるようになる。
3.IC,トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの名前とピン接続が理解できる。
4.プログラミング言語を使ってロボットを動かす簡単なプログラムができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目.1電子工作に必要な道具を正しく選択して工作を行える電子工作に必要な道具の使用方法がわかる電子工作に必要な道具の利用方法がわからない
評価項目.2簡単な電気回路の接続が過不足無く正しく行える自由基板やブレッドボードに動作する回路が組める 与えられた基板に部品の取り付けが行えない
評価項目.3IC,トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの接続が理解できるIC,トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの各ピンの役割がわかるIC,トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの各ピンの役割がわからない
評価項目.4プログラミング言語を使ってロボットを動かす簡単なプログラムができるプログラム例を参考に応用プログラムが製作できるプログラミング環境を使うことが出来ない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる
問題解決能力 (C) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
種々の電子装置の製作を通して、装置や回路の加工・組立技術を修得する。
センサーなどの電子素子・部品の機能に関する知識を修得する。プログラミングに必要な基礎知識を修得する。
この授業では、学生をA,Bの2グループに分け、「電気情報基礎演習」とタイアップして行う。すなわち、グループAがこの科目を2時間受講している間、Bグループは「電気情報基礎演習」を受講し、翌週交代し、2週間で1サイクルとする授業形態を基本とする。
授業の進め方・方法:
基本的に座学による理解と実習による確認をセットで行なっていく
注意点:
電気情報実習Aはクラスを2つに分け電気情報基礎演習と交互に行なっていく。集合場所を間違えないように注意すること

本科目の区分

必修科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 道具の使い方1 (Aグループ) 1
2週 道具の使い方1 (Bグループ) 1
3週 道具の使い方2 (Aグループ) 1
4週 道具の使い方2 (Aグループ) 1
5週 ラジオの製作1(Aグループ) 1,2,3
6週 ラジオの製作1(Bグループ) 1,2,3
7週 ラジオの製作2(Aグループ) 1,2,3
8週 ラジオの製作2(Bグループ) 1,2,3
2ndQ
9週 ラジオの製作3(Aグループ) 1,2,3
10週 ラジオの製作3(Bグループ) 1,2,3
11週 モータの製作1(Aグループ) 1,2,3
12週 モータの製作1(Bグループ) 1,2,3
13週 モーターの製作2(Aグループ) 1,2,3
14週 モーターの製作2(Bグループ) 1,2,3
15週 期末試験(A,Bグループ)
16週 夏休み工作発表会(A,Bグループ)
後期
3rdQ
1週 カウンターの製作1(Aグループ) 1,2,3
2週 カウンターの製作1(Bグループ) 1,2,3
3週 カウンターの製作2(Aグループ) 1,2,3
4週 カウンターの製作2(Bグループ) 1,2,3
5週 カウンターの製作3(Aグループ) 1,2,3
6週 カウンターの製作3(Bグループ) 1,2,3
7週 ロボットプログラミング実習1 (Aグループ) 4
8週 ロボットプログラミング実習1 (Bグループ) 4
4thQ
9週 ロボットプログラミング実習2 (Aグループ) 4
10週 ロボットプログラミング実習2 (Bグループ) 4
11週 ロボットプログラミング実習3 (Aグループ) 4
12週 ロボットプログラミング実習3 (Bグループ) 4
13週 ロボットプログラミング実習4 (Aグループ) 4
14週 ロボットプログラミング実習4 (Bグループ) 4
15週 期末試験 (A,Bグループ)
16週 競技と発表会 (A,Bグループ) 4

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。1
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。1
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。2
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3

評価割合

試験・受講態度課題提出物相互評価態度報告書その他合計
総合評価割合304000300100
基礎的能力0000000
専門的能力304000300100
分野横断的能力0000000