電気情報実習B

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気情報実習B
科目番号 121206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 電気情報実習B指導書
担当教員 山田 正史,塩貝 一樹

到達目標

1.トランジスタ、OPアンプ等を用いた簡単な回路の製作、動作の理解ができること
2.センサーについて、原理と簡単な回路の動作を理解できること
3.PICを使った回路の簡単なプログラムを作成できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1トランジスタ、OPアンプ等を用いた簡単な回路の動作を理解し、分かりやすく説明できるトランジスタ、OPアンプ等を用いた簡単な回路を製作でき、動作を理解しているトランジスタ、OPアンプ等を用いた簡単な回路の製作、動作の理解ができない
評価項目2センサーの原理を理解し、製作した回路の動作を分かりやすく説明できるセンサーの原理、製作した回路の動作を理解しているセンサーの原理、センサーを用いた回路の製作、動作の理解ができない
評価項目3PICを使った回路の応用プログラムを作成できるPICを使った回路の簡単なプログラムを作成できるPICを使った回路の簡単なプログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる
コミュニケーション能力 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
種々の電子装置の製作を通して、装置や回路の加工・組立技術を修得する。
センサーなどの電子素子・部品の機能に関する知識を修得する。
PICについて学習する。
授業の進め方・方法:
学生をA,Bの2グループに分け、「回路理論演習」とタイアップして行う。すなわち、
グループAがこの科目を2時間受講している間、Bグループは「回路理論演習」を受講し、
翌週、交代し、2週間で1サイクルとする授業形態を基本とする。
注意点:
きちんとした服装で靴を履いてくること。また、多くの道具を使うので事故防止に心がけること。
実験指導書、実験ノート、電卓、1mm方眼用紙(A4)を用意すること。
実験の内容については、まだ習っていない内容を含むので、簡単な説明は行うが、詳しくは以降の学習を待たねばならない。まずは、実験を通じて専門科目に興味を持ってもらうことが大事である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1,2
2週 リレーの使い方1(Bグループ) 1,2
3週 リレーの使い方1(Aグループ) 1,2
4週 リレーの使い方2(Bグループ) 1,2
5週 リレーの使い方2(Aグループ) 1,2
6週 デジタルICを使った回路の製作(Bグループ) 1,2
7週 デジタルICを使った回路の製作(Aグループ) 1,2
8週 センサーの使い方(Bグループ) 1,2
2ndQ
9週 センサーの使い方(Aグループ) 1,2
10週 非反転増幅回路(Bグループ) 1,2
11週 非反転増幅回路(Aグループ) 1,2
12週 夏休み工作説明・演習 1,2
13週 夏休み電子工作(発表会準備) 1,2
14週 夏休み電子工作発表会 1,2
15週 試験案内、演習 1,2
16週 試験返却、解答説明、演習 1,2
後期
3rdQ
1週 PICボードの製作(Bグループ) 1
2週 PICボードの製作(Aグループ) 1
3週 PICプログラマ・ライタの使い方(Bグループ) 3
4週 PICプログラマ・ライタの使い方(Aグループ) 3
5週 PICプログラムの作成(Bグループ) 1
6週 PICプログラムの作成(Aグループ) 1
7週 DCモータの駆動回路(Bグループ) 1,3
8週 DCモータの駆動回路(Aグループ) 1,3
4thQ
9週 PICを用いたモータ駆動回路(Bグループ) 1,3
10週 PICを用いたモータ駆動回路(Aグループ) 1,3
11週 エンコーダを使った回転速度の測定(1)(Bグループ) 1,3
12週 エンコーダを使った回転速度の測定(1)(Aグループ) 1,3
13週 エンコーダを使った回転速度の測定(2)(Bグループ) 1,3
14週 エンコーダを使った回転速度の測定(2)(Aグループ) 1,3
15週 試験案内、演習 1,3
16週 試験返却、解答説明、まとめ 1,3

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。4
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。4
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。4
直流回路論における諸定理について実験を通して理解する。4
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。4
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ報告書合計
総合評価割合302000050100
基礎的能力0000000
専門的能力302000050100
分野横断的能力0000000