プログラミング2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミング2
科目番号 121304 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 やさしいC 高橋麻奈著(ソフトバンククリエイティブ株式会社)
担当教員 塩貝 一樹

到達目標

関数の使い方と書き方を理解し利用できること
ポインタについて理解しプログラム中で使えること
文字列の扱い方を理解し利用できること
構造体について理解しプログラム中で使えること
ファイルの読み書き方法を理解できること
C言語でいろいろなプログラムが作成できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
関数の使い方と書き方を理解し利用できること 関数を適切に利用しプログラムを作ることができる与えられたプログラム内の関数の引数や戻り値が利用できる関数の概念や構造化プログラミングの概念が理解できない
ポインタについて理解しプログラム中で使えること ポインタについて理解しプログラム中で使えることポインタの利用方法を理解し、ポインタを使ったプログラムの動作が理解できるポインタの概念が理解できない
文字列の扱い方を理解し利用できること 文字列の扱い方を理解し利用できること2次元(多次元)文字型配列を用いたプログラムをよみ、その動作が理解できるC言語における文字・文字列の概念が理解できない
構造体について理解しプログラム中で使えること構造体について理解しプログラム中で使える構造体を利用したプログラムを読み解き、メンバー内のデータが利用できる構造体の型や構造体の宣言方法を理解する
ファイルの読み書き方法を理解できること 必要に応じてファイル入力・ファイル出力を行なうプログラムが作成できるファイル入出力に関する簡単なプログラムが読めるファイル入出力に関する命令の利用方法を理解できない
C言語でいろいろなプログラムが作成できること エラー処理や動作確認を行なうことで所望のプログラムを完成させる処理の流れからプログラムの作成を行なうことができる作成するプログラムの計算の流れを考えられない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング1につづき、関数、ポインタ、構造体などの表現方法や、ファイル操作を元とした入出力について学びます.
授業の進め方・方法:
座学による理解と、プログラム製作による確認をセットで行なっていく。
注意点:
「プログラミング1」から続く授業となります。
関数・ポインタ・構造体ともに、より複雑なプログラムを作成するには欠かせない要素となるので、概念や考え方、実際の使い方を十分理解できるようにがんばってください。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 入出力と制御構文1 6
2週 配列変数と制御構文2 6
3週 簡単な関数とアルゴリズム 1,6
4週 関数の製作 1,6
5週 関数のプロトタイプ宣言 1,6
6週 関数を使ったプログラミング1 1,6
7週 関数を使ったプログラミング2 1,6
8週 中間試験
2ndQ
9週 ポインタ1 1,2
10週 ポインタ2 1,2
11週 ポインタと配列変数 1,2
12週 ポインタと関数1 1,2,6
13週 ポインタと関数2 1,2,6
14週 課題プログラムの作成1 1,2,6
15週 期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 さまざまな変数と演算子 1,2,3,6
2週 文字型変数 1,2,3,6
3週 文字列と文字型配列変数1 1,2,3,6
4週 文字列と文字型配列変数2 1,2,3,6
5週 文字列と文字型配列変数3 1,2,3,6
6週 課題プログラムの製作2 1,2,3,6
7週 課題プログラムの製作3 1,2,3,6
8週 中間試験
4thQ
9週 ファイル入出力1 1,2,3,5,6
10週 ファイル入出力2 1,2,3,5,6
11週 https://syllabus.kosen-k.go.jp/Pages/Dashboard構造体 1,2,4
12週 構造体と関数 1,2,4
13週 課題プログラムの製作4 1,2,3,4,5,6
14週 課題プログラムの製作5 1,2,3,4,5,6
15週 期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4
変数の概念を説明できる。4
データ型の概念を説明できる。4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度演習課題その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000