電気機器A

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気機器A
科目番号 121412 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 電気機器 稲見和生 著
担当教員 山田 正史

到達目標

1.直流機の構造、動作原理を理解すること
2.直流機の等価回路を理解し使えるようにすること
3.変圧器の動作原理、特性を理解すること
4.変圧器の等価回路を理解し使えるようにすること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流機の構造、動作原理を理解し、わかりやすく説明できる直流機の構造、動作原理を理解できる直流機の構造、動作原理を理解できない
評価項目2直流機の等価回路を理解し、応用できる直流機の等価回路が理解できる直流機の等価回路が理解できない
評価項目3変圧器の動作原理、特性を理解し、わかりやすく説明できる変圧器の動作原理、特性が理解できる変圧器の動作原理、特性が理解できない
評価項目4変圧器の等価回路を理解し、諸計算に応用できる変圧器の等価回路が理解できる変圧器の等価回路が理解できない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気機器に生じる電磁気現象、なぜ回転するのか、なぜ起電力を発生するのか、運転特性などを機器の構造と関連させて学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書の内容に沿い、配布するプリントの解説をしながら進める。また、学生への質問を積極的に行うので、授業に”参加する”強い意識と積極的な姿勢が求められる。理解度を確かめるため、原則、毎回小テストを実施する。
注意点:
電気工事士・電気主任技術者関連科目である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、直線運動導体による発電機・電動機動作(1) 1
2週 直線運動導体による発電機・電動機動作(2) 1
3週 直流発電機の構成と基本動作 1
4週 直流電動機の構成と基本動作 1
5週 電機子巻線の誘導起電力 1,2
6週 任意極数を持つ直流機の構成 1,2
7週 重ね巻と波巻、直流機の電機子反作用 1,2
8週 演習 1,2
2ndQ
9週 試験返却、解答解説、まとめ 1,2
10週 直流機の誘導起電力と電機子トルク 1,2
11週 直流機の励磁方式 2
12週 直流機の特性解析(2) 2
13週 直流機の特性解析(2) 2
14週 直流機の電圧変動率 2
15週 演習 1,2
16週 試験返却、解答解説、まとめ 1,2
後期
3rdQ
1週 変圧器の基本原理 3
2週 変圧器の等価回路 3,4
3週 変圧器の特性解析 3
4週 変圧器の効率 3
5週 変圧器の電圧変動率 3,4
6週 変圧器巻線と加極性・減極性 3
7週 演習 3,4
8週 試験返却、解答解説、まとめ 3,4
4thQ
9週 単巻変圧器 3
10週 変圧器の回路定数の導出 3,4
11週 三相結線方式 3
12週 三相変圧器の電圧、電流、電力 3,4
13週 三相変圧器のインピーダンス変換 3,4
14週 三相変圧器のV-V結線 3,4
15週 演習 3,4
16週 試験返却、解答解説、まとめ 3,4

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力直流機の原理と構造を説明できる。4
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ小テスト合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000