到達目標
1.分布定数線路での電圧、電流分布を理解できること。
2.電波が空間を伝わるメカニズムを理解できること。
3.アンテナの基本特性を理解できること。
4.電波伝搬の基本特性を理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 式等を使用して分布定数線路での電圧等の振舞いを説明できる。 | 式等を使用して分布定数線路での電圧等を計算できる。 | 分布定数線路の電圧等を表す式等を使用することができない。 |
評価項目2 | 電波が空間を伝わるメカニズムを、マクスウェルの方程式を基にして説明できる。 | 電波が空間を伝わるメカニズムを説明できる。 | 電波が空間を伝わるメカニズムを説明できない。 |
評価項目3 | アンテナの基本特性を表すパラメータの定義とその物理的意味を説明できる。 | 利得、ビーム幅、放射パターン等の、アンテナの基本特性を表すパラメータの意味を理解できる。 | 利得、ビーム幅、放射パターン等の、アンテナの基本特性を表すパラメータの意味を理解できない。 |
評価項目4 | フェージング等の電波伝搬の現象とその影響・対策を説明できる。 | フェージング等の電波伝搬の現象を説明できる。 | フェージング等の電波伝搬の現象を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電波は携帯電話、電子レンジ、無線LANなど、身近に利用されている。本科目では、電波(電磁波)が満足する式、電波の基本特性、電波の送受信のためのアンテナの基礎、電波伝搬の様子、フェージング、ダイバーシチ受信などの解説を行う。目には見えない電波の性質を理解してほしい。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書に沿って板書で進める。必要に応じて、レポート課題や小テストを課し、理解を確認する。
注意点:
学修単位科目であるので、(45時間-講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間-講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
高周波伝送路の形式 |
1
|
2週 |
分布定数線路の基礎方程式 |
1
|
3週 |
負荷付分布定数線路の入力インピーダンス |
1
|
4週 |
位相速度と波長短縮率 |
1
|
5週 |
反射係数と定在波比 |
1
|
6週 |
整合回路、平衡・不平衡変換回路 |
1
|
7週 |
導波管内の電磁界 |
1
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
変位電流とマクスウエルの方程式 |
2
|
10週 |
平面波とポインティング電力 |
2
|
11週 |
電気ダイポールアンテナと開口面アンテナ |
3
|
12週 |
アンテナの基礎 |
3
|
13週 |
アンテナの実際 |
3
|
14週 |
電波伝搬の概要、大気中の伝搬 |
4
|
15週 |
フェージング、ダイバーシチ受信 |
4
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト等 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |