コンピュータハードウェア

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンピュータハードウェア
科目番号 121417 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 平成31年度 栢木先生の基本情報技術者教室 栢木 厚 (著) 技術評論社
担当教員 福永 哲也

到達目標

1. コンピュータの5大装置について理解する
2. OSやプログラムについて理解する
3. システムの構成と方式について理解する
4. ネットワークやセキュリティについて理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータの5大装置の概要について理解し、その意義を説明できるコンピュータの5大装置の概要について理解しているコンピュータの5大装置の概要について理解しているが、説明できない
評価項目2OSやプログラムについて理解し、その意義を説明できるOSやプログラムについて理解しているOSやプログラムについて理解しているが、説明できない
評価項目3システムの構成と方式について理解し、その意義を説明できるシステムの構成と方式について理解しているシステムの構成と方式について理解しているが、説明できない
評価項目4ネットワークやセキュリティについて理解し、その意義を説明できるネットワークやセキュリティについて理解しているネットワークやセキュリティについて理解しているが、説明できない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、マイクロコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等を理解するため、それらの概要について学ぶ。具体的には、それらの理解に必要なメモリや周辺機器、基本ソフトウェア等について学ぶ。さらに、最近の情報ネットワークの発展をも考慮して、ネットワークに関する初歩的なこと、セキュリティーについても学ぶ。
授業の進め方・方法:
ときどき演習課題を出しながら専門用語で出てくる英単語や概念も学習する。情報処理技術者試験関連科目。ディジタル回路関連科目。
注意点:
講義内容をきちんとノートにまとめ、毎週の授業内容を復習によってその都度理解しておくこと。電気情報工学実験、コンピュータネットワーク、その他の情報系科目でもマイクロコンピュータ・ハードウェアの基礎知識が必要なので、よく理解しておくこと

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「③選択必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、ハードウェア基礎 1
2週 CPU 1
3週 記憶素子 1
4週 磁気ディスク装置、補助記憶装置 1
5週 入力装置、出力装置 1
6週 入出力インタフェース 1
7週 演習 1
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却
10週 ソフトウェアとOSS 2
11週 ジョブ管理とタスク管理 2
12週 記憶管理 2
13週 ファイル管理 2
14週 プログラム言語、マルチメディア 2
15週 演習 2
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 システムの処理形態 3
2週 高信頼化システム 3
3週 高信頼化技術 3
4週 システムの性能評価、稼働率 3
5週 ネットワーク基礎、TCP/IP 4
6週 LAN間接続装置、伝送計算 4
7週 演習 3,4
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却
10週 情報セキュリティ 4
11週 マルウェアとサイバー攻撃 4
12週 暗号化方式 4
13週 ネットワークセキュリティ 4
14週 関連法規 4
15週 演習 4
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシーコンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前1
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3後5,後6
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3後10
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3後14
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3後11
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3後12,後13
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。4前1,前2
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。4前3
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。4前4,前5,前6
コンピュータシステムネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。4後1
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。4後2,後3
集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。4後1
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。4後1

評価割合

試験課題演習・小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000