1. 半導体工業の歴史と集積回路の種類を説明できる。
2. pn接合の構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてpn接合の電流―電圧特性を説明できる。
3.バイポーラトランジスタの構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてバイポーラトランジスタの静特性を説明できる。
4.電界効果トランジスタの構造と動作を説明できる。
5. ICの基本的な製造プロセス技術を説明できる。
6. IC内の基本的な回路素子の構造と設計方法を説明できる。
概要:
この科目は企業でLEDや有機EL等の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、半導体の基礎物性や素子構造、プロセス、設計方法等について講義形式で授業を行うものである。現在、集積回路(IC)は欠かすことのできない電子産業の中心的な存在である。本授業では、ICに関する概論的知識から始まり、素子構造と特性、製造プロセス、設計方法の基本的概念について解説する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って進め、重要点を板書して解説する。数値例題を解いて、現実的な大きさや形として理解できるようにする。
注意点:
「平成28年度以前入学者向け科目」電気主任技術者関連科目である。今まで電子回路、論理回路、学生実験などの授業で学んできた集積回路(IC)が、どのようにして作られているかを知ることにより、さらにこの分野に興味を持つことを期待する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電子工学 | pn接合の構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてpn接合の電流―電圧特性を説明できる。 | 4 | 後3,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
バイポーラトランジスタの構造を理解し、エネルギーバンド図を用いてバイポーラトランジスタの静特性を説明できる。 | 4 | 後4,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
電界効果トランジスタの構造と動作を説明できる。 | 4 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |