ファイルとDB

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ファイルとDB
科目番号 121532 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 図解でわかる データベースのすべて 小泉修著(日本実業出版社)
担当教員 先山 卓朗

到達目標

1. データベースシステムの基礎が理解できること
2. SQLを利用した各種データ操作・検索ができること
3. データベースの設計ができること
4. データベースシステムの運用・管理について理解できること
5. ファイルシステムやファイル編成について理解できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データベースシステムの基礎や動作原理が理解できる。データベースシステムの基礎が理解できる。データベースシステムの基礎が理解できない。
評価項目2SQLを利用して複雑なデータ操作・検索ができる。SQLを利用して簡単なデータ操作・検索ができる。SQLを利用して簡単なデータ操作・検索ができない。
評価項目3データベースの設計ができ、その整合性について検証できる。データベースの設計ができる。データベースの設計ができない。
評価項目4データベースシステムの運用・管理について、仕事内容や注意点を含めて理解できる。データベースシステムの運用・管理について理解できる。データベースシステムの運用・管理について理解できない。
評価項目5ファイルシステムやファイル編成について各種手法の違いを含めて理解できる。ファイルシステムやファイル編成について大まかに理解できる。ファイルシステムやファイル編成について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

工学基礎知識 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
膨大な情報を電子的に管理・運用するための、データベースシステムの概念や仕組み、それをささえるファイル編成などについて学ぶ。また、データベース問い合わせ言語であるSQLの利用方法やデータベースの設計方法についても修得する。
授業の進め方・方法:
情報処理技術者試験において多くの人が理解に苦しむデータベースとSQLについて、その概念や動作の仕組み、実際の利用方法などについて学習します。
注意点:
情報処理基礎、プログラミング、情報数学など情報系科目の復習をしておいてください。
また、5年情報工学実験にDBを利用したテーマもありますので、DBの実際の利用方法についてしっかりと理解できるようにしてください。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 データベースとは 1
2週 データベースの仕組み 1
3週 関係データベース 1
4週 データベースと集合演算 1
5週 データベースと関係演算 1
6週 関係データベースとSQL 1,2
7週 SQLの構文 2
8週 中間試験
2ndQ
9週 主なSQLコマンド 2
10週 テーブル操作・データ挿入・データ削除 2
11週 データ問い合わせ1 2
12週 データ問い合わせ2 2
13週 データ問い合わせ3 2
14週 データ問い合わせ4 2
15週 練習問題 2
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 トランザクション管理 1
2週 障害回復と機密保護 1
3週 正規化1 3
4週 正規化2 3
5週 データモデル 3
6週 E-R図とDFD 3
7週 3層スキーマ 3
8週 中間試験
4thQ
9週 データベースの運用と管理 4
10週 いろいろなデータベース 1,4
11週 分散型データベース
Webとの連携
1,4
12週 ファイル編成 5
13週 順編成・直接編成 5
14週 相対編成・区分編成 5
15週 索引順編成・VSAM編成 5
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野コンピュータシステムER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。4後6
その他の学習内容データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。4後5,後6
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験レポート・ミニテスト合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000