1. コンピュータの内部構成について理解すること。
2. OSの主な役割について理解すること。
3. プロセス管理について理解すること。
4. メモリ管理について理解すること。
5. ファイル管理やセキュリティについて理解すること。
概要:
コンピュータ内部での動作を理解するために必要となる、コンピュータアーキテクチャやOSについて学ぶ。具体的には、CPU内部での計算・処理方法、コンピュータの構成、OSの主な役割、プロセス管理、メモリ管理、ファイル管理、セキュリティ対策などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的に座学形式で授業を進める。
注意点:
コンピュータのハードウェア構成やソフトウェア制御に関する講義となるため、コンピュータに関する様々な知識が必要となります。また、5年情報工学実験のテーマにもかかわっています。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | 前1 |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前16,後1,後2,後5,後6 |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 後8,後9 |
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。 | 4 | 前1,前4 |
システムプログラム | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
プロセス管理やスケジューリングなどCPUの仮想化について説明できる。 | 4 | 前9,前10,前11 |
排他制御の基本的な考え方について説明できる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
記憶管理の基本的な考え方について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後5,後6 |
形式言語の概念について説明できる。 | 4 | 前8 |
オートマトンの概念について説明できる。 | 4 | 前8 |
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。 | 4 | 前8 |
形式言語が制限の多さにしたがって分類されることを説明できる。 | 4 | 前8 |
正規表現と有限オートマトンの関係を説明できる。 | 4 | 前8 |
情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 4 | 後11 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 4 | 後11 |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 4 | 後11 |
インターネットの概念を説明できる。 | 4 | 後11 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 4 | 後11 |
その他の学習内容 | コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | 後13,後14 |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 4 | 後13,後14 |
基本的な暗号化技術について説明できる。 | 4 | 後13,後14 |
基本的なアクセス制御技術について説明できる。 | 4 | 後13,後14 |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | 後13,後14 |