到達目標
1.アナログ受信機の原理を理解できること。
2.レーダ装置の構造、基本特性を理解できること。
3.中継方式を理解できること。
4.デジタル放送技術を理解できること。
5.各種測定器の構造、基本特性及び基本的測定法を理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | アナログ通信における受信機の原理と雑音について理解している | AM受信機の原理は理解しているが、FM受信機の原理は理解していない | アナログ通信における受信機の原理が分からない |
評価項目2 | レーダの各種方式と基本特性を理解している | レーダにどのような方式があるかは理解しているが、基本特性は理解していない | レーダにどのような方式があるかが分かっていない |
評価項目3 | 各種中継方式と遠隔監視制御に関して理解している | 各種中継方式は理解しているが、制御に関しては分からない | 中継方式にどのようなものがあるか分からない |
評価項目4 | 地上デジタル伝送方式とその信号形態を理解している | 地上デジタル伝送方式は理解しているが、信号に関しては理解していない | 地上デジタル伝送方式がどのようなものか分からない |
評価項目5 | 高周波測定機器にどのようなものがあるか分かり、その測定原理も理解している | 高周波測定機器にどのようなものがあるかは理解しているが、その測定原理は分からない | 高周波測定機器にどのようなものがあるか分からない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期の「通信工学」に大いに関係しており、ここでは、通信技術に必要な通信機器について講義する。無線受信装置、レーダ装置、中継、測定機器等について講義し、通信機器の基本知識を講義する。
授業の進め方・方法:
前期の「通信工学」に大いに関係しており、ここでは、通信技術に必要な通信機器について講義する。無線受信装置、レーダ装置、中継、測定機器等について講義し、通信機器の基本知識を講義する。
事前学習:通信工学を復習しておくこと。
関連科目:電子回路、電波工学、通信工学、電波法規
注意点:
授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等の物理現象を考える癖を付け、必要ならば質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。本科目は、電気主任技術者、第一級陸上特殊無線技士関連科目である。
この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。第一級陸上特殊無線技士の資格認定のため、1回補講を行い授業時間を確保する。
本科目の区分
Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
信号対雑音比の測定 |
1
|
2週 |
AM受信機(スーパヘテロダイン受信機) |
1
|
3週 |
FM受信機(構成) |
1
|
4週 |
レーダ(原理・構成・パルスレーダ) |
2
|
5週 |
レーダ(レーダ方程式と性能) |
2
|
6週 |
レーダ(ドップラレーダ・FM-CWレーダ) |
2
|
7週 |
衛星通信システム(衛星通信の概要・通信装置・干渉) |
1,4
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
中継方式(再生中継方式・種類) |
3
|
10週 |
中継方式(遠隔監視制御装置) |
3
|
11週 |
地上デジタル放送伝送方式(OFDMの原理) |
4
|
12週 |
地上デジタル放送の伝送信号 |
4
|
13週 |
高周波測定用機器(標準信号発生器) |
5
|
14週 |
高周波測定用機器(周波数カウンタ・スペクトラムアナライザ) |
5
|
15週 |
高周波測定用機器(高周波電力計) |
5
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |