環境と人間

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境と人間
科目番号 100420 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 環境科学入門 学術図書出版社 参考書地球汚染1,2  NHK取材班著  (日本放送協会)日本放送協会地球は救えるか1,2  NHK取材班著  (日本放送協会)環境とエネルギー  安藤淳平著  (東京化学同人)地球温暖化の時代  スティーブン・H・シュナイダー著  (ダイヤモンド社)地球と人類は持続するか  高辻正基著  (裳華房)エントロピーの法則  J.リフキン著  (詳伝社)沈黙の春  レイチェル・カーソン著  (新潮社)他多数
担当教員 白井 みゆき,松田 雄二,和田 直樹,河村 秀男,松原 靖廣

到達目標

1.貧困・格差など開発問題の原因と構造を理解できる こと。
2.企業の環境対策経営や、先進国と途上国における対立の解決、持続可能な開発、経 済システムの必要性を認識し、持続可能な社会の構築の必要性を理解できること。
3.持続可能な社会環境や地域活性化の観点から、現代社会のあり方やライフスタイル を見直す必要を認識できること
4.新たな自然科学の動向とともに、地球の自然環境や生命に関する基礎知識を鑑み、 環境保護、エネルギー問題、心身の健康などを改善する必要を認識できること。
5.物質とエネルギーの機構やダイナミックスについて広い視野を持って、現代社会の あり方やライフスタイルを見直す必要を認識できること。
6.思想・芸術・歴史などの視点から、持続可能性の土台となる人間のあり方を探究 し、環境問題を幅広く見ることができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 日本の生活と国際的な戦争や貧困格差とのつながりを理解し、自分たちのできる行動について考え、多様な意見を具体的に説明できる。日本人の食生活が世界に及ぼす影響について理解し、自分たちのできる行動について複数考え、具体的に説明できる。日本人の食生活が世界に及ぼす影響について理解できるが、自分たちのできる行動について複数の考えを示すことができない。
評価項目2 企業の環境対策経営や、先進国と途上国における対立の解決、持続可能な開発、経済システムの必要性を理解し、いくつかの具体例をあげて正確に説明できる。 企業の環境対策経営や、先進国と途上国における対立の解決、持続可能な開発、経済システムの必要性を説明できる。企業の環境対策経営や、先進国と途上国における対立の解決、持続可能な開発、経 済システムの必要性を説明できない。
評価項目3持続可能な社会環境や地域活性化の観点から、現代社会のあり方やライフスタイルを見直す必要性を理解し、いくつかの具体例をあげて正確に説明できる。持続可能な社会環境や地域活性化の観点から、現代社会のあり方やライフスタイル を見直す必要性を説明できる。持続可能な社会環境や地域活性化の観点から、現代社会のあり方やライフスタイル を見直す必要性を説明できない。
評価項目4新たな自然科学の動向とともに、地球の自然環境や生命に関する基礎知識を鑑み、 環境保護、エネルギー問題、心身の健康などを改善する必要性を理解し、いくつかの具体例をあげて正確に説明できる新たな自然科学の動向とともに、地球の自然環境や生命に関する基礎知識を鑑み、 環境保護、エネルギー問題、心身の健康などを改善する必要性を説明できる。新たな自然科学の動向とともに、地球の自然環境や生命に関する基礎知識を鑑み、 環境保護、エネルギー問題、心身の健康などを改善する必要性を説明できない。
評価項目5 物質とエネルギーの機構やダイナミックスについて広い視野を持って、現代社会の あり方やライフスタイルを見直す必要性を理解し、いくつかの具体例をあげて正確に説明できる。 物質とエネルギーの機構やダイナミックスについて広い視野を持って、現代社会の あり方やライフスタイルを見直す必要性を理解し説明できる。物質とエネルギーの機構やダイナミックスについて広い視野を持って、現代社会の あり方やライフスタイルを見直す必要性を理解し説明できない。
評価項目6思想・芸術・歴史などの視点から、持続可能性の土台となる人間のあり方を探究し、環境問題をを様々な学問分野と関連付けて理解し、説明できる。思想・芸術・歴史などの視点から、持続可能性の土台となる人間のあり方を探究 し、環境問題を説明できる。思想・芸術・歴史などの視点から、持続可能性の土台となる人間のあり方を探究 し、環境問題を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
宇宙から見た地球環境とは何か、人類と生態系との関係、利便性の追求と公害の発生、エネルギー問題、環境政策を具体例を参考にしながら学ぶ。さらに未来に向けて人類はどう対処すべきか考察する能力を涵養する。
特に、2015-2030年に達成すべき項目を理解し、持続可能な社会の構築する一員であることを自覚してもらう
授業の進め方・方法:
履修上の注意として現代の我々の生活はエネルギーを大量消費することにより成り立っています。熱力学的に考えると、このままでは近い将来現在のエネルギー大量消費生活が破綻することは明らかです。自分たちの置かれている立場を理解し、持続可能な社会とは何かを考え、自ら積極的に行動する社会人となってほしい。 事前学習・自己学習および
関連科目として熱力学とエネルギーを扱う「物理1・2」および無機・有機の化学物質を学ぶ「化学1・2」の基礎知識に関連しています。授業前に教科書・参考書・ネットなどで各題目・項目について読んで予習すること。
注意点:
 この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。
 また、科目担当教員が課した課題の内、課題レポートの提出数が3/4以上(10回以上/13回出題)に相当する課題が指定期限までに提出される場合に限り期末試験の受験資格が認められる。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「_④選択科目_」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 SDGsから考える環境と人間(松田) 1,2,3,4,5,6
2週 エントロピーから考える環境と人間(松田) 1,2,3,4,5,6
3週 コスト・ロスモデルから考える環境と人間(松田) 1,2,3,4,5,6
4週 原子力発電(和田) 1,2,3,4,5,6
5週 大気汚染(和田) 1,2,3,4,5,6
6週 別子銅山の公害対策(和田) 1,2,3,4,5,6
7週 人類と地球の生態系(白井) 1,2,3,4,5,6
8週 エネルギー資源と放射性同位体(白井) 1,2,3,4,5,6
2ndQ
9週 ゴミ問題・放射性廃棄物(白井) 1,2,3,4,5,6
10週 生きている地球-地球の誕生・構造・活動(河村) 1,2,3,4,5,6
11週 生命の誕生と進化~オゾン層破壊の脅威(河村) 1,2,3,4,5,6
12週 食品の汚染(河村) 1,2,3,4,5,6
13週 地球上の植生、バイオーム(松原) 1,2,3,4,5,6
14週 ミクロコスモス(松原) 1,2,3,4,5,6
15週 不確実な未来へ向けて(松原) 1,2,3,4,5,6
16週 期末試験 1,2,3,4,5,6

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力2020
専門的能力4040
分野横断的能力4040