歴史2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 歴史2
科目番号 101240 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 詳説 日本史(山川出版社)
担当教員 佐伯 徳哉

到達目標

1、日本史の全体過程を時代ごとの特徴と変化の中でとらえ説明できる。
2.日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを論理的に説明できる。
3、歴史を文献史学のみでなく考古学や民俗学の成果と関連させながら説明できる。
4、日本史の近時代のできごとを調べたり、経験者から聞き取りしてまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本史の全体過程を、時代ごとの特徴・変化のありかたから文章で説明できる日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる日本史の時代ごとの特徴も変化もとらえることができない。
評価項目2日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを、東アジア文明内と文明間の関係変化を視野に入れて前近代から〉近代まで通して文章で表現できる。日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに文章で説明できる。日本史が世界との関わりの中で動いてきたことが説明できない。
評価項目3歴史を文献史学を軸に考古学・民俗学の成果と相互に関連させながら文章で説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教養 (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本史の近代史および前近代史を時間軸に沿って概観しながら、日本文化のなりたちをアジア史や世界史の大きな動きの中でとらえるとともに、主要な歴史事象の因果関係について構造的に考察することにより、総合的な歴史思考力を培い、これからの社会の担い手としての意識・能力を養う。
授業の進め方・方法:
講義形式、定期試験のほかに小テスト実施または提出物
注意点:
日本史の動きや特色を、日本列島内部の孤立・完結したものとしてとらえるのではなく、東アジア文明内部や文明間の大きな動きの中でとらえることができ、さらに説明できる能力を培うことが必要です。また、大きな歴史の動きが、私たち自身の生き方や生活に大きな影響を与えるものであることをよく実感することが肝要です。

本科目の区分

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第二次世界大戦の終了とその結果 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
2週 第二次世界大戦の前提 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
3週 第二次世界大戦 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
4週 第二次世界大戦と国民生活 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
5週 開国 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
6週 幕末の動乱と明治維新 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
7週 中間試験
8週 富国強兵と立憲国家の成立 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
2ndQ
9週 日清・日露戦争と国際関係 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
10週 第一次世界大戦と日本 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
11週 ワシントン体制から恐慌 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
12週 政党政治の崩壊から軍部の台頭 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
13週 敗戦と占領下の日本 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
14週 冷戦体制と日本 日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
15週 期末試験
16週 試験返却  縄文・弥生時代  日本史がアジア大陸との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。
後期
3rdQ
1週 小国分立から邪馬台国へ 日本史がアジア大陸との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。
2週 古墳時代とヤマト政権 日本史がアジア大陸との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。
3週 律令国家への道 日本史がアジア大陸との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。
4週 律令国家とその変容 日本史がアジア大陸との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。歴史を文献史学・考古学・民俗学の成果から羅列的に説明できる。
5週 貴族政治と国風文化 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
6週 荘園制と武士 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
7週 中間試験
8週 院政と平氏政権 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
4thQ
9週 鎌倉時代の政治と文化 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
10週 鎌倉幕府体制の崩壊から南北朝の動乱 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
11週 室町時代の政治・対外関係と文化 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
12週 室町幕府体制の動揺から戦国動乱へ 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
13週 織豊政権 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
歴史を文献史学・考古学の成果から説明できる。
14週 幕藩体制の成立 日本史の全体過程を、時代ごとの特徴から文章で説明できる
日本史が世界との関わりの中で動いてきたことを個別事象をもとに説明できる。
15週 学年末試験
16週 学年末試験返却  総論

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前4,前5,前6
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前3,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,前12,前13,前14
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前3,前4,前5,前6

評価割合

試験提出物・小テスト・態度勉強姿勢ポートフォリオ合計
総合評価割合603010000100
基礎的能力603010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000