情報処理2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理2
科目番号 130206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中村 隆一:学生のための詳解C (東京電機大学出版局)
担当教員 占部 弘治

到達目標

1. ハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できる
2. 変数の型と宣言が理解でき,文字データと数値の入出力ができる
3. 数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できる
4. 配列を理解し,利用できる
5. 関数を理解し,簡単な関数が作成できる
6. 構造体やポインタを理解し,利用できる
7. ファイルの入出力と基本的なプログラミングができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 1.ハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できるハードウェアとソフトウェア,プログラミングのそれぞれ役割が理解できるハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できない
到達目標 2.変数の型と宣言を理解し,文字データと数値の入出力ができ,応用できる変数の型と宣言を理解し,文字データと数値の入出力ができる変数の型と宣言を理解できず,文字データと数値の入出力ができない
到達目標 3.数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式を理解し,応用できる数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できる数値の演算ができず,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できない
到達目標 4.配列を理解し,応用できる配列を理解し,利用できる配列を理解できない
到達目標 5.関数を理解し,簡単な関数を作成でき,応用できる関数を理解し,簡単な関数を作成できる関数を理解できない
到達目標 6.構造体やポインタを理解し,応用できる構造体やポインタを理解し,利用できる構造体やポインタを理解できない
到達目標 7.ファイルの入出力を応用でき,プログラミングができるファイルの入出力と基本的なプログラミングができるファイルの入出力と基本的なプログラミングができない

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報処理2ではC言語によるプログラミングの学習を通じてコンピュータの仕組みや働きを理解するとともに,表現が理論的に正しく,構造的に明解でわかり易いプログラムの作法を身につける.さらに,一連の授業を通じてコンピュータよる情報の伝達や処理のための基礎知識と技術を修得する.
授業の進め方・方法:
到達度評価 定期試験:60%,プリント・演習:20%,理解度テスト:20%
事前学習:教科書をあらかじめ読んでおくこと.
自己学習:演習課題があるので,課題を完成させ復習しておくこと.
関連科目:情報処理1
注意点:
情報処理1の基礎的な内容を再度復習しておくことを勧める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラミングの概要 1
2週 プログラムの作成手順 1,2
3週 文字データと数字データの入出力 2
4週 式の計算(四則演算と演算の優先順位) 3
5週 選択処理(if文、関係演算子と等価演算子) 3
6週 選択処理(if~else文、論理演算子 3
7週 課題演習 1,2,3
8週 前期中間試験 1,2,3
2ndQ
9週 前期中間試験返却・復習
10週 反復処理(for文) 3
11週 反復処理(while文) 3
12週 無限ループ 3
13週 1次元配列(宣言と初期化) 4
14週 1次元配列(データの格納と応用) 4
15週 課題演習 3,4
16週 前期末試験 3,4
後期
3rdQ
1週 2次元配列 4
2週 文字列の処理 4
3週 簡単な関数 5
4週 引数をもつ関数 5
5週 戻り値をもつ関数 5
6週 構造体 6
7週 課題演習 4,5,6
8週 後期中間試験 4,5,6
4thQ
9週 後期中間試験返却・復習 4,5,6
10週 ポインタ 6
11週 ポインタと配列 6
12週 ファイル入出力 7
13週 応用プログラム例 7
14週 プログラミング演習 7
15週 課題演習 6,7
16週 学年末試験 6,7

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。4
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ演習問題合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力4000003070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000