情報処理2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理2
科目番号 130206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高橋 麻奈:やさしいC++ 第5版 (「やさしい」シリーズ) , SBクリエイティブ
担当教員 占部 弘治

到達目標

1.【プログラム】C言語/C++ の変数や配列・構造体などのデータ構造およびそれらを用いた演算を理解し、制御構文・関数を使ってプログラムを記述することができる。
2.【アルゴリズム】与えられた問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができ、それを解決する複数のアルゴリズムが存在していることを知る。
3.【クラス】オブジェクト指向を理解し、クラスを利用したプログラムを作成することができる
4.【実装】構築したアルゴリズムをプログラミング言語を用いて実装することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 1.C言語/C++ の変数や配列・構造体などのデータ構造およびそれらを用いた演算を理解し、制御構文・関数を使ってプログラムを記述することができる。C言語/C++ の変数や配列・構造体などのデータ構造およびそれらを用いた演算を理解し、制御構文・関数を使ってプログラムを理解することができる。C言語/C++ の変数や配列・構造体などのデータ構造およびそれらを用いた演算を理解しできず、制御構文・関数を使ってプログラムを記述することができない。
到達目標 2.与えられた問題を解くための複数のアルゴリズムを構築することができる。与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができ、それを解決する複数のアルゴリズムが存在していることを知っている。与えられた問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができず、それを解決する複数のアルゴリズムが存在していることを知らない。
到達目標 3.オブジェクト指向を理解し、クラスを利用したプログラムを自在に作成することができるオブジェクト指向を理解し、クラスを利用したプログラムを作成することができるオブジェクト指向を理解できず、クラスを利用したプログラムの作成ができない
到達目標 4.構築したアルゴリズムをプログラミング言語を用いて実装することができる。構築した基本的なアルゴリズムをプログラミング言語を用いて実装することができる。構築したアルゴリズムをプログラミング言語を用いて実装することができない。

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報処理2では C言語/C++ によるプログラミングの学習を通じてコンピュータの仕組みや働きを理解するとともに,表現が理論的に正しく,構造的に明解でわかり易いプログラムの作法を身につける.さらに,一連の授業を通じてコンピュータよる情報の伝達や処理のための基礎知識と技術を修得する.
授業の進め方・方法:
プログラミングはコンピュータでものづくりを行う際に必要です。この科目では、情報処理1で学修したことは既に十分に理解している前提で進めるので、これらの科目の基礎的な内容は理解できるまで、復習しておくことが重要です。
プログラミングは実際に自分で入力し、実行することで上達することができます。演習問題は必ず自分で入力し、実行するようにしてください。
注意点:
【事前学習】情報処理1 を復習し、C言語/C++ のプログラムが作成できるようになっていてほしい
【自己学習】授業時間外でも演習室が使える状況にあればいつでも、いつでも自主的に実施してよい。また自分のPCに実行環境を構築して実施してもかまわない。
【関連科目】情報リテラシー、ディジタル回路、情報基礎実習、数値計算、電子計算機、情報工学

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
 本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報処理1 の 復習
1【プログラム】
2週 配列(1) 1【プログラム】
3週 配列(2)
1【プログラム】
4週 関数(1) 1【プログラム】
5週 関数(2)
1【プログラム】
6週 文字列の操作 1【プログラム】
7週 前期中間試験 1【プログラム】
8週 前期中間試験返却・復習 1【プログラム】
2ndQ
9週 出力マニュピレータ 1【プログラム】
10週 定数と大域変数
1【プログラム】
11週 ファイル入出力
1【プログラム】,2【アルゴリズム】
12週 ポインタ 1【プログラム】,2【アルゴリズム】
13週 ポインタと関数(参照渡し)
1【プログラム】,2【アルゴリズム】
14週 情報のディジタル表現の演習 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,4【実装】
15週 演習 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,4【実装】
16週 前期末試験 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,4【実装】
後期
3rdQ
1週 構造体
1【プログラム】
2週 構造体とポインタ
1【プログラム】
3週 配列の動的確保 1【プログラム】
4週 ソート 2【アルゴリズム】,4【実装】
5週 演習 2【アルゴリズム】,4【実装】
6週 探索 2【アルゴリズム】,4【実装】
7週 後期中間試験 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,4【実装】
8週 後期中間試験返却・復習 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,4【実装】
4thQ
9週 クラス 3【クラス】
10週 カプセル化されたクラス
3【クラス】
11週 コンストラクタとデストラクタ 3【クラス】
12週 演習 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,3【クラス】,4【実装】
13週 継承
3【クラス】
14週 オブジェクト指向の考え方
3【クラス】
15週 演習 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,3【クラス】,4【実装】
16週 学年末試験 1【プログラム】,2【アルゴリズム】,3【クラス】,4【実装】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。4前14
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。4前9,前10,前11,前12,前13,前14,後4,後5,後6,後7,後8,後12,後13,後14,後15,後16
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。4前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後12,後15,後16

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000