電子回路2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子回路2
科目番号 130422 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 WebClassにて提供
担当教員 出口 幹雄

到達目標

1. OPアンプ回路について理解していること。
2. 発振回路について理解していること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1OPアンプ回路の動作について、電子素子の性質と電気回路の諸法則に基づいて分析して説明することができる。OPアンプ回路の代表的な回路の動作について説明することができる。OPアンプ回路の動作について説明することができない。
評価項目2発振回路の動作について、電子素子の性質と電気回路の諸法則に基づいて分析して説明することができる。発振回路の代表的な回路の動作について説明することができる。発振回路の動作について説明することができない。
評価項目3変調・復調回路の動作について、電子素子の性質と電気回路の諸法則に基づいて分析して説明することができる。変調・復調回路の代表的な回路の動作について説明することができる。変調・復調回路の動作について説明することができない。
評価項目4電力増幅回路・電源回路の動作について、電子素子の性質と電気回路の諸法則に基づいて分析して説明することができる。電力増幅回路・電源回路の代表的な回路の動作について説明することができる。電力増幅回路・電源回路の動作について説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
3年において学習する電子回路 1 に引き続き、主にバイポーラトランジスタ回路・OPアンプ回路を中心とするアナログ回路技術について理解し、通信や電力制御への応用、さらに集積回路技術等の基本的問題に対する解法を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義を基本として授業を進める。自学自習のための演習課題を通じて学習を深める。
注意点:
【事前学習】電気磁気学、電気回路および電子回路1の内容を良く復習しておくこと。
【自己学習】WebClassに掲載する資料を熟読して学習しておくこと。
【関連科目】電子回路1の内容を基礎とする。電気回路3・4、制御工学1とも密接に関わる内容を扱う。
この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。
(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間である。)
単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
 本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 OPアンプの特徴 1
2週 OPアンプの基本回路 1
3週 OPアンプの応用回路(1) 微分回路・積分回路 1
4週 OPアンプの応用回路(2) 加算回路・減算回路 1
5週 OPアンプの応用回路(3) コンパレータ 1
6週 OPアンプの応用回路(4) フィルタ 1
7週 中間試験期間 1
8週 OPアンプの応用回路(5) その他の応用回路 1
2ndQ
9週 OPアンプの取り扱いにおける重要事項 オフセット 1
10週 OPアンプの取り扱いにおける重要事項 CMRR 1
11週 OPアンプの取り扱いにおける重要事項 位相補償・スルーレート 1
12週 CR発振回路
13週 LC発振回路 2
14週 パルス発振回路 2
15週 前期末試験
16週 試験結果の考察

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路演算増幅器の特性を説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
発振回路の特性、動作原理を説明できる。4前12,前13,前14

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000