エネルギー変換工学

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 エネルギー変換工学
科目番号 130522 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 本村 英樹

到達目標

1 電力システムの構成について説明できること
2 電力品質と電力システムの経済的運用について説明できること
3 各種の発電方式について説明できること
4 電気エネルギーと環境問題について説明できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電力システムの構成について説明できる。電力システムの構成について挙げられる。電力システムの構成について挙げられない。
評価項目2電力品質と電力システムの経済的運用について説明できる。電力品質と電力システムの経済的運用について挙げられる。電力品質と電力システムの経済的運用について挙げられない。
評価項目3各種の発電方式について説明できる。各種の発電方式について挙げられる。各種の発電方式について挙げられない。
評価項目4電気エネルギーと環境問題について説明できる。電気エネルギーと環境問題について挙げられる。電気エネルギーと環境問題について挙げられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
三相送電、直流送電、線路定数、安定性、保護装置、故障計算、系統運用などの学習を通じて、送電、配電の仕組みを修得する。電気を送るために、故障対策、安定性、雷対策などさまざまなことを考慮してシステムが出来上がっていることを学習してほしい。
授業の進め方・方法:
授業は講義と演習を並行して進め、必要に応じてレポート課題を課し、理解の程度を確認する。
注意点:
Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「③選択必修科目」である。
この科目は学修単位科目(2単位)であり、総学修時間は90時間である。(内訳は授業時間30時間、自学自習時間60時間
である。)単位認定には60時間に相当する自学自習が必須であり、この自学自習時間には、担当教員からの自学自習用課題、授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察時間、および試験準備のための学習時間を含むものとする。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
 本科目は履修要覧(p.9)に記載する「③選択必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 エネルギー資源とエネルギー変換の基礎 1,4
2週 電力システムの構成およびその構成要素 1
3週 交流および直流送配電方式 1
4週 電力系統における高調波障害 2
5週 電力の品質 2
6週 電力システムの経済運用 2
7週 まとめと演習問題 1,2
8週 中間試験
4thQ
9週 環境問題と各種発電方法 4
10週 水力発電の原理と設備 3
11週 火力発電の原理と設備 3
12週 原子力発電の原理と設備 3
13週 電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題 4
14週 新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電 4
15週 まとめと演習問題 3,4
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。4後1
電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。4後2
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。4後3
電力品質の定義およびその維持に必要な手段について知っている。4後5
電力システムの経済的運用について説明できる。4後6
水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。4後10
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。4後11
原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。4後12
その他の新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる。4後14
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4後13

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000